ブックタイトルDental Products News 特別号Vol.11

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概要

Dental Products News 特別号Vol.11

Fig.6 内科医の先生のやる気スイッチが入った症例③-1 Fig.7 内科医の先生のやる気スイッチが入った症例③-2Fig.8 やる気スイッチが入った症例③-3 Fig.9 内科医の先生のやる気スイッチが入った症例③-4Fig.10 お互いの知識を拡げる Fig.11 情報共有はドロップボックスでFig.12 理想的な糖尿病診療の流れ歯科医歯科衛生士管理栄養士糖尿病専門医患者保健師管理栄養士糖尿病問診未受診糖尿病患者の紹介指先採血によるHbA1c測定歯周病問診未受診歯周病患者の紹介口腔衛生指導食事支援療養指導食事指導情報交換Summary今回は糖尿病の患者さんを中心にご紹介しましたが、歯科は内科だけではなく、周術期・皮膚科・産婦人科・耳鼻科・整形外科と多くの医科と連携できる分野だと考えています。だからこそ他科への関心と知識を拡げるとともに、地域の先生方とのコミュニケーション、お互いの信頼関係が最も重要であると考えています。当院で義歯を作製したところ野菜がきちんと食べられるようになり、8か月後にはHbA1c 7.2、血糖値 110前後にまで改善した。HbA1c 10.7、血糖値 200前後栄養士より「食事はまず野菜を食べ、できるだけよく噛むように」と指導されている。義歯は合わず、食事の際も未装着のままとのこと。栄養士の指導を受け、野菜を食べているとのことだったが、実際の食事内容を記入してもらうと、炭水化物が多く、野菜が圧倒的に足りていないことが判明した。患者さんが軟食を好む理由として、内科医は「偏食」と考え、歯科医は「噛めない」と診断。全く違う見解・診断となる。両者がフォローしあい、また視点を拡げることが重要である。内科医は血液検査の結果を、歯科医は口腔内写真をドロップボックスなどを活用し、リアルタイムで患者さんの情報を共有できるようにしている。医科・歯科お互いの知識を拡げ、患者さんにも深くご自身の病気や生活スタイルについて学んでもらうために、医科歯科連携した勉強会をそれぞれのクリニックで定期的に開催している。一人の患者さんに対して、医科との連携を行うことが真の地域医療であると考えている。この度は咀嚼機能の回復また、栄養指導への的確なアドバイスをいただきまして誠にありがとうございました。恥ずかしながら我々は噛めるということを前提に栄養指導をさせていただいておりました。また、重ねて恥ずかしながら奥歯がないことに全く気付きませんでした。栄養指導の甲斐もなく、好きなものを召し上がられる方なのだと半ば諦めておりました。しかし、先生に義歯を入れていただき、その後再び栄養指導を行なった結果、栄養のバランスが取れるようになりコントロール状態が良好になって参りました。血圧もかなり改善しました。 患者様は偏食ではなく、食べられなかったのですね。栄養士とも話しましたが本当に考えさせられました。本当に良い学びをありがとうございました。今後とも連携し、●●様の健康を支えましょう。