ブックタイトルDental Products News 特別号Vol.11

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概要

Dental Products News 特別号Vol.11

Fig.4 唾液分泌促進法 Fig.5 小唾液腺における味覚-唾液反射Fig.6 唾液分泌量の測定Fig.7 簡単にドライマウス診断をする方法 Fig.8 小唾液腺がカギFig.9 味覚障害と唾液の関係 Fig.10 お薬手帳の確認する習慣をSasano T, et al. Biol Pharm Bull 2010.Sasano et al. Current Pharmaceutical Design. 2014.280210140700 2 6 10 14 18 22 (分):口腔乾燥患者:コントロール総唾液分泌量ガムテスト(mL/min) 4.03.53.02.52.01.51.00.500 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2小唾液腺分泌量(μL/cm2/min)Summary 唾液分泌量が減少すると、味覚障害になっていきます。味覚障害になると「味がわからない」「食事が美味しくない」「食べにくい」などの理由により、食欲低下となり、低栄養につながりフレイルへとつながっていくのです。この悪いスパラルを断ち切り、健康寿命を延伸するためにも唾液は非常に重要であると考えています。だし昆布からとった昆布水で1日に数回洗口してもらうことを継続することでドライマウス症状を改善することができる。この訓練を患者さんに実践してもらう。昆布には「うま味」成分が含有されている。小唾液腺を「うま味」で刺激することによって、唾液反射を長時間にわたって増加させることができるため、ドライマウス患者に対して有効であると考えている。大学病院ではドライマウス診断で唾液の分泌量を測定している。安静時では1.0mL/10分、ガム刺激時10.0mL/10分が基準値である。小唾液腺は唾液が直接粘膜へ広がる。大唾液腺はマッサージで、小唾液腺は昆布だしで刺激し、総唾液量をコントロールしていくことが必要である。一般歯科医院では、口に水を含んで症状が緩和するようであれば、ドライマウスと推察できる。また、口腔内水分計ムーカスを使用して口腔粘膜の保湿度を検査することもできる。「味がわからない」「話にくい」などの症状を訴える方にはまずお薬手帳を唾液分泌量が味覚障害と大きく関与していることがわかっている。 確認し、服用している薬に口渇の副作用がないかを確認する。このポスターはヨシダホームページからダウンロードできますhttps://www.yoshida-dental.co.jp/poster/