ブックタイトルDental Products News 特別号Vol.11

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概要

Dental Products News 特別号Vol.11

Fig.1 初診時Fig.3 初診時の口臭検査結果Fig.2 初診時の歯周基本検査Fig.4 初期治療終了後(初診から半年後)Fig.5 初期治療終了後(初診から半年後) Fig.6 口腔周囲筋の筋力トレーニング動揺度 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0BOPポケット 222 333 323 232 322 222 222 222 222 212 212 222 223 233 223444 434 433 313 323 323 322 222 333 322 322 333 333 233 4448 7 6 5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7 88 7 6 5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7 8ポケット 645 436 543 333 323 322 212 212 212 222 222 323 333 433 334 334322 235 434 324 223 233 223 233 233 232 233 332 223 323 333 334BOP動揺度 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0動揺度 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0BOPポケット 322 223 222 223 222 223 223 222 222 222 223 323 323 222 222323 222 232 323 222 222 222 222 222 222 323 223 323 323 2238 7 6 5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7 88 7 6 5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7 8ポケット 323 323 223 323 323 323 223 222 222 222 222 222 323 223 223 323322 333 223 222 323 223 222 222 222 222 223 323 222 323 323 223BOP動揺度 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0単位:ppb認知閾値112 26 8856単位:ppb8562060 2 14 5H2S(硫化水素)CH3SH(メチルメルカプタン )(CH3)2S(ジメチルサルファイド )認知閾値112 26 8H2S(硫化水素)CH3SH(メチルメルカプタン )(CH3)2S(ジメチルサルファイド )0 14初診時初期治療後新型コロナウイルス感染拡大によって世界はこれまでにない経験をしています。やはりここで問題となるのは、口呼吸の怖さです。口呼吸によってウイルスを肺の奥深くまで取り込んでしまうことは大きなリスクを伴います。鼻呼吸でフィルター・加温・加湿による防御が大切です。口呼吸の習慣をやめさせ、鼻呼吸に導くことは歯科の役割です。今回は歯科からできる自己免疫力アップの方法をご紹介します。日本大学松戸歯学部卒業後、研究科修了博士(歯学)、2012年Faculty of Health Science, The University of Sydney留学/(一社)日本補綴歯科学会(代議員、指導医、専門医)/(一社)日本スポーツ歯科医学会(代議員,認定医)/日本睡眠歯科医学会(理事、指導医、認定医)/(公財)日本オリンピック委員会強化委員(医・科学スタッフ)/(公財)日本スポーツ協会公認スポーツデンティスト/(公財)全日本空手道連盟強化委員医科学担当日本大学松戸歯学部 口腔健康科学講座 顎口腔機能治療学分野 准教授  鈴木 浩司いびきと口臭の関係40歳 女性 口臭が気になるとの主訴で当大学に来院。医科的既往歴はあるが、現在は経過良好。口臭が気になることが主訴だったためオーラルリフレッシュ外来を受診し、歯周治療を行うこととになった。歯周ポケットが深い箇所、BOPも多数認めらえる。初期治療を終了後、一部BOPは残るものの口腔内は問題のない範囲となった。主訴である口臭検査を行うと硫化水素の認知閾値112(認知閾値数を超えると口臭があると認知される数値)を大きく超える856の結果となり、ご自身の主訴と検査結果が合致する結果となった。硫化水素値が206と減少したものの、認知閾値112よりも大きく超えており、ご本人の主訴である口臭は完全には解消されていない。ご主人が「睡眠時のいびき」を指摘したことで、当科へ転科されてきた。睡眠時無呼吸症の簡易検査を行い、パタカラを活用して口唇閉鎖のトレーニング(起床後(朝)、昼、夕方、就寝前の1日4回を基本に1回5分程度を、8週間毎日実施)を実践してもらった。* Introduction *