ブックタイトルDental Products News 特別号Vol.11

概要

Dental Products News 特別号Vol.11

Fig1. 0 コエンザイムＱ10を手軽に摂取する Fig.11 ラクトフェリン・ラクトパーオキシダーゼの役割Fig.8 コエンザイムＱ10とは何か？ Fig.9 コエンザイムQ10の効果還元型CoQ10はミトコンドリアを活性酸素から保護しながらエネルギー生産を高める⇒ 元気の源を支える②抗酸化①エネルギー産生細胞核DNAミトコンドリアDNA細胞たんぱく質細胞膜脂質などミトコンドリアの機能●エネルギー工場●アポトーシスの司令塔（⇒発がん阻止）●熱産生（体温維持）●抗ウイルス免疫●脂質・ステロイドの合成・代謝●Ca2+貯蔵（様々な細胞応答）元気の源※がん細胞ではミトコンドリアでのエネルギー産生が抑制される体脂肪を効率良くエネルギーに+ グラボ でノイド還元型コエンザイムQ10ドライマウス患者における試験結果（ソフトカプセルでの試験）＊32.52.1.510.50saliva flow rate (g/2min)0wplacebo (n=11)4w 0wactive (n=10)4w250 ＊200150100500saliva CoQ10Level (ng/ml)0wplacebo (n=11)4w 0wactive (n=10)＊P＜0.05 Student t-test4w対象者：ドライマウス患者（各群10～11名）試験形式：ダブルブラインド試験サンプル：還元型CoQ10ソフトカプセル摂取量・期間：100mg/日、4週間評価項目：唾液分泌速度還元型CoQ10ソフトカプセル（100mg）の摂取により唾液分泌速度（量）が増加した結論CoQ10の摂取は唾液中CoQ10を増加させ、唾液分泌を促進させる可能性が示唆された。Ryo K., et al. lClinical Clinical Biochemistry 2011ラクトフェリン＋ラクトパーオキシダーゼの長期摂取による歯周病菌 Porphyromonas gingivalis の抑制1.51.00.50-0.5-1.0-1.5-2.0-2.5 摂取前4週目8週目＊：P＜0.05　　（摂取前と比較）（森永乳業㈱素材応用研究所パンフレット）＊P＜0.05プラセボLF＋LPOプラーク中のポルフィロモナス・ジンジバリス変化量（log10コピー数/ml）還元型CoQ10還元型CoQ10還元型CoQ10還元型CoQ10唾液は豊かな人生、アンチエイジングには欠かせません。しかし、加齢や薬の副作用などによって、減少することも事実です。歯科医療の現場では、きちんと噛める補綴治療、メインナンスと共に、サプリメントやチュアブル等を応用した栄養指導を含んだ歯科保健指導も取り入れていただくことで、唾液の分泌量を向上させ、口腔環境を改善させる一助になると考えています。2020年秋からヨシダから発売予定の「ダエキのチカラ」には還元型コエンザイムQ10の他、味覚には欠かせない「亜鉛」とうまみ成分の「グルタミン酸」が含有されており、唾液の分泌量の向上に期待ができる。唾液中に含まれるラクトフェリン、ラクトパーオキシダーゼは、抗菌作用を有しており、歯周病菌の抑制・口腔カンジタの抑制・口臭の軽減などが報告されている。元々、コエンザイムQ10は体内あるものだが20歳を過ぎると減少する。「還元型」コエンザイムQ10を摂取することでエネルギーを作り、抗酸化力が上がり、唾液量が増える。コエンザイムQ10を摂取することによって、唾液分泌量が増加が促進される可能性を示した。SummaryFig.7 口腔と酸化ストレスとの関係酸化ストレス度と4mm 以上の歯周ポケットの深度の割合の関係酸化ストレス度と4mm 以上の歯周ポケットの深度の割合の関係谷野弦，有川量崇他：歯科口腔疾患と酸化ストレスとの関連性－カンボジア王国における酸化ストレスの評価―，日本歯科医療管理学会雑誌，2013酸化ストレス度と喪失歯の関係酸化ストレスは口腔にも深く関与していることが示唆された。では、酸化ストレスを防ぎ口腔の環境を良好にするためには何が有効であろうか？さまざまな成分を試行錯誤し、「コエンザイムQ10を用いた酸化ストレス抑制効果」について研究を行った。40050000300200100＊＊＊＊0-10 10-　（％）d-ROMs (U.CARR）4005000Under1300200100＊＊＊0-10 Over10　（％）d-ROMs (U.CARR）40050000300200100＊＊＊1-5 5-　（％）d-ROMs (U.CARR）