ブックタイトルDental Products News 特別号Vol.10

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概要

Dental Products News 特別号Vol.10

●「イビキをかく」歯科には予防を目的に多くの小児患者ができればと考えている。「歯ぎしり」「夜尿が続く」「食事が遅い」などの症状が、睡眠障害の可能性があることと認識している親御さんは少ない。来院されるため、一早くこれら睡眠障害や全身疾患の可能性を発見し、医科歯科連携することで、小児の健全育成に貢献今回は、当院が日々行っている臨床について紹介させていただきます。Fig.?小児閉塞性睡眠時無呼吸のスクリーニングは?Fig.?顔貌・口腔内●問診・視診・就寝時のビデオ●CT/レントゲン検査●喉頭ファイバー●終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)●簡易睡眠検査当院で実施している}スクリーニング問診や歯列、口元などから閉塞性睡眠時無呼吸の疑いのある小児に対して当院で実施しているスクリーニング法。ビデオは就寝時の撮影してもらえるよう依頼する(なるべく上半身が見えるようにしてもらう)。咽頭の状態の撮影する。Fig.?気道体積を診断するFig.?医科との連携(紹介状や情報提供・報告書)CTがあれば、CT撮影も医療機関に提供する。当院のCT『スープリーム』はエアーウエイの体積が測定できるため一つの参考資料となる。医療連携を行うことで、小児の健全育成に貢献できると考えている。親御さんから信頼されれば、その後の予防歯科への取り組みなどもスムーズとなるだろう。Fig.10矯正をはじめてからの変化●歯並びが改善してきた87%●口が開いている時間が減った71%●いびき、歯ぎしりがなくなった45%●鼻づまり、風邪をひきにくくなった45%歯科の分野からできる顎口腔領域の発育に携わる治療は、小児OSAに対しても有効な可能性が高いと考えています。小児の全身、精神、口腔の健全育成のために、歯科で異常に気づき親御さんに提案し、医科受診のきっかけを作り、医療連携を行うことが重要だと考えています。●顔つきがよくなった26%●落ち着きがでてきた10%●口臭が気にならなくなった6%●姿勢がよくなった3%当院の患者アンケートより。矯正治療を行った結果、いびきや歯ぎしりなどが減少したとのこと。睡眠にも良い影響を及ぼしていると考えている。