ブックタイトルDental Products News ハイドロソニック特集号 Vol.6

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Dental Products News ハイドロソニック特集号 Vol.6

CURAPROX HYDROSONIC PRO03DPN FILEハイドロソニックプロ歯科医師の視点から近年音波ブラシの普及と進歩はめざましく、その清掃効果についてはいくつかの報告も認められる(文献1.2.)。しかし臨床の現場ではどの音波ブラシを患者に推奨すべきか困惑する機会も多い。そこで本稿では、ハイドロソニックプロの基本性能と有用性、臨床的使用感を述べてみたい。ハイドロソニックプロの基本性能は、清掃性の高いしずく型をした硬さの異なる2種類のブラシと、小回りの効くブラシの計3種類のヘッドがある。いずれも柔らかさと弾力を備えたクーレンR繊維を用いて作られている(図1)。歯ブラシを音波振動にて振幅運動させることにより、流体力学を利用した清掃は歯肉や歯を傷つける危険性が低いと考えられる。また、個々の患者に最適な振動数を7つのモードで選択が可能であり、起動する際には最後に選択されたモードで起動するため、優れた基本性能のみならず利便性も高い。人間工学に基づき10°と15°の傾きを持つ2種類のブラシが用意されている(図2~7)。ブラシシャンクに10°の角度が付与されているパワーブラシヘッド、センシティブブラシヘッドは、アクセスの困難な大臼歯部での清掃が容易に行える(図8・9)。実際の使用感では、ブラシに採用されている図2シングルブラシヘッドは、15°の角度がついており、これが細かなアクセスを可能とする。図3シングルブラシヘッドのブラシ部は、山切りになっていることもアクセスを向上させている。図1しずく型でブラシ毛の硬さの異なる2種類(パワー・センシティブ)と、シングルブラシの計3種類のヘッドが用意されている。図4ついている。センシティブブラシは、10°の角度が図5外側と内側で毛の長さが違うことで、歯冠をつつみ込み、しっかりと清掃が行える。図6ついている。パワーブラシヘッドは、10°の角度が図7パワーブラシは、センシティブブラシよりもコシがあるが、それでも歯肉へあてた感覚は柔らかである。図8ブラシ角度、長さの違う毛束により、最後臼歯の遠心にもスムーズにアクセスできる。11文献1 White LW:Efficacy of a sonic toothbrush in reducing plaque and gingivitis in adolescent patients.J Clin Orthod. 30, 85-90, 1996文献2渡辺一郎,野村典生,橘