ブックタイトルDental Products News ハイドロソニック特集号 Vol.4

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概要

Dental Products News ハイドロソニック特集号 Vol.4

1215101316症例2 2 インプラント周囲の感染141711インプラント治療におけるハイドロソニックプロの活用歯科衛生士 本田 貴子 Merci&Merci Takako Dental Hygienist Officeせて優しく包み込んで磨けるという特徴を活かします。数あるセルフケア用品の中から、患者さんの口腔内状態、全身の状態、生活背景、心理的状態、加齢などを考慮し、なぜハイドロソニックプロを選択するのか?それは、ハイドロソニックプロを活用(図17)することで、患者さんの口腔内を守り健康的な笑顔を継続していただくことができるからではないでしょうか。実際に、手にとって使用してもらうときにラバーグリップについても説明します。歯周病が原因で歯をなくし、インプラント治療を行なった患者さんの口腔内においては、インプラントだけではなく天然歯の状態も考慮する必要があります。歯肉やインプラント周囲粘膜の状態が安定している場合は、パワーブラシヘッドを使用しクリーンモードで清掃を行います。インプラントネック部の清掃を徹底する場合や、歯肉退縮し歯根が露出している部位においてはシングルヘッドブラシも併用し、清掃を行います。インプラント周囲粘膜に炎症がある場合は、センシティブブラシヘッドに水分を十分に含ませ、歯頸部に毛先を沿わせスタートモード(22,000 回/ 分)で当てるようにします。ブラシが、歯の幅径に合わ歯周病が原因で歯牙を喪失している場合全身疾患(糖尿病など)がある場合解剖学的条件により清掃が困難な場合加齢や生活の変化に伴うブラッシング能力の低下インプラント周囲粘膜炎・周囲炎がある場合他施設でインプラント治療を行っている患者《スタート》《クリーン》《スマイル》22000 32000 42000モード振動数(回/分)《クリーン》 《スタート》32000 22000ハイドロソニックプロの活用①(図7~12 中村社綱先生のご厚意による)ハイドロソニックプロの活用②(図13~16 本田壮一郎先生のご厚意による)症例1症例1症例1症例2症例2 症例2歯肉退縮を起こしたが、今後の対応を行うまでは、炎症を悪化させないようにハイドロソニックプロを使用し、セルフケアを徹底してもらう。炎症がある場合の間違った清掃は、炎症を悪化させたり、歯肉退縮を引き起こす可能性があるため、センシティブブラシ《スタートモード》の使用を推奨。他施設でインプラント治療を行っていること、炎症があることから、歯肉退縮を最小限に防ぎプラーク除去を行うことを説明し、ハイドロソニックプロを推奨。粘膜が薄く繊細なためセンシティブブラシを使用。十分に水分を含ませた「しずく型」のブラシ辺縁を歯頸部に沿わせ《スタートモード》で清掃を行う。6 は歯肉退縮をしていて歯根が露出している。分岐部も存在するため、丁寧なセルフケアが望まれる。6 インプラント部は、上部構造の立ち上がりに豊隆がある。より丁寧なセルフケア確立のため、シングルブラシヘッドを《スタートモード》で使用。パワーブラシヘッドは、歯肉退縮し清掃が困難と思われる歯頸部を優しく包み込みプラークを除去する《クリーンモード(中)》。シングルブラシは、分岐部にピンポイントで当てることができ、プラーク除去効果をさらに高めてくれる《スタートモード》。9