ブックタイトルDental Products News ハイドロソニック特集号 Vol.2
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Dental Products News ハイドロソニック特集号 Vol.2
す(図2・3)。当院でIODを使用している高齢患者様に使用してもらったところ、プラークコントロールが難しいアタッチメント部のプラーク除去に非常に有効でした。患者様からは「この振動なら歯茎も痛くないし自分で磨くより気持ち良いね」と良い感想をいただきました(図4~9)。ブラシの種類はパワー、センシティブ、シングルの3種類で、なかでもシングルブラシは15度の屈曲したヘッドが特徴で、ヘッドが届きにくい下顎臼歯舌側歯頸部などを容易に磨くことができます(図10・11)。この角度のついたヘッドはハイドロソニックプロの特徴の一つです。パワーとセンシティブは小さなしずく型のヘッドが特徴で、歯面のカーブに沿うので、1本1本の歯に対して確実に磨くことができます。高齢者に多い根面板も包み込むように磨くことができました(図12・13)。本体はスマートなデザインで軽く、手に力が入らない、また手を動かしづらくなった高齢者の方でも安心して使っていただけます。手の痺れがあるという患者様に実際に使用してもらったところ「持ちやすく手に力を入れずに済むので磨きやすい。これなら毎日の歯磨きのストレスも減りそう」とのことでした(図14・15)。また磨く強さを7段階調整できるのは、歯肉の厚みが薄い方や退縮している方も低刺激で磨くことができます。高齢者の歯の喪失リスク要因の中の一つにう蝕と補綴歯が示されていますが、これらの予防にも大変有用であると思います(図16・17)。また、歯科医院専売なので、患者様が購入する際に歯科医師や歯科衛生士が適切な使用法を指導することができます。これから当院でも幅広い患者様、または介助される方に活用していただけるホームケア製品になると思います。101112他社の音波ブラシで磨いてもらった下顎舌側臼歯歯頸部。特に第一大臼歯と第二大臼歯の歯頸部にプラークの磨き残しがみられます。ハイドロソニックプロで磨いてもらった下顎舌側臼歯歯頸部。多少のプラークはみられますが、歯頸部のプラークは綺麗に磨けています。高齢の方に多く見られる根面板。このような場所は患者さんにとって歯冠形態がないためプラーク除去は非常に難しいです。プラークの磨き残しと、オーバーブラッシングで歯肉に傷がみられます。131415センシティブの「しずく型」のヘッドで根面板を包み込んで磨くことがきます。手の痺れを訴える患者様に使用してもらったところ。パームグリップで持つことができました。手に力が入りづらいと訴えられる患者様に使用してもらったところ。ペングリップで磨くことができました。1617 18(万人)14,000内閣府の高齢化の推移と将来推計(%)4512,000403510,000308,000256,00020154,000102,0005鉤歯にシングルブラシを使用したところ。鉤歯の根面にはプラークが付着しやすく歯肉退縮が起こりやすいです。低い振動数でシングルブラシを当てることで歯肉への負担を減らしプラークを落とすことができました。歯肉退縮を起こしている方にも安全に使用することができました。01950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2017 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 2055 2060 2065(年)人口数75歳以上65~74歳15~64歳0~14歳不詳高齢化を踏まえたホームケアが必要であると実感しています。0