ブックタイトルDental Products News ハイドロソニック特集号 Vol.2

概要

Dental Products News ハイドロソニック特集号 Vol.2

DPN FILE03CURAPROX HYDROSONIC PRO高齢者におけるハイドロソニックプロの活用歯科衛生士安徳玲奈院長吉松繁人吉松歯科医院福岡県久留米市開業現在日本は「超高齢社会」を迎えています。当院でも高齢の患者様が多くいらしゃいますが、手足が不自由になり通院困難となり、往診や訪問口腔ケアの依頼も増えてきました。高齢の方は筋肉の衰えや関節の可動域の狭まりで、細かいブラッシングができません。ハイドロソニックプロはそんな高齢患者様のホームケアの一助となる音波電動歯ブラシであり、当院で患者様に実際に使用していただいています。ハイドロソニックプロの一番の特長は、柔らかさと弾力性のあるクーレンR繊維素材の歯ブラシを使用していることです。1分間に22,000～42,000回の振動からなる流体力学の効果が加わることで、歯肉を傷つけずサルカスの細かいプラークを除去することができます。これは流水を必要とせずに効率良くプラークを除去できるため、誤嚥防止にもつながり、訪問診療での口腔ケアにも有効だと思いま123ハイドロソニックプロ。シンプルでスタイリッシュな本体と携帯に便利な収納ケース。車椅子の方は頭が固定しづらく、頭位が後方傾斜するため注水下での治療は誤嚥のリスクを伴います。ハイドロソニックプロを使用することによって、むせることなく効率的にプラークを除去できました。456IOD（インプラントオーバーデンチャー）のアタッチメント部。プラークが付着して歯肉に発赤と排膿がみられます。インプラント周囲溝はプラークコントロールが難しいため、アタッチメントにもプラークの付着が目立ちます。インプラントアタッチメントを外してみると、緩みの少ないインターナルジョイントの接合でもフィクスチャー内部にプラークが入っていることがわかります。789シングルブラシの毛先がアタッチメントと歯肉の境目に入っているのがわかります。柔らかい繊維なので歯肉を傷つけません。アタッチメントの隙間から入り込んで残りやすいフィクスチャー部のプラークも綺麗に除去できていました。インプラント周囲歯肉にハイドロソニックプロによる傷はついていません。ボールアバットメントにシングルブラシを使用したところ。小さく繊細なアタッチメントにも使用できました。