ブックタイトルDental Products News ハイドロソニック特集号 Vol.2
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Dental Products News ハイドロソニック特集号 Vol.2
類のブラシヘッドがあるため、好みに応じて使うことができます。また歯並びが悪く磨きづらいところや、歯間部、分岐部などには「シングル」というタフトブラシ形のブラシヘッドがあるため磨き残しもほとんどなくなります。他にも強さを7段階に調整できるため、歯肉の厚い患者さん、歯肉の薄い患者さんそれぞれに対応することが可能です。そのため電動歯ブラシに否定的な歯科医師であっても「ハイドロソニックプロ」であれば手用歯ブラシと同等以上の効果を実感し、患者さんに勧められると思います。学術的には「手用歯ブラシと電動歯ブラシとどちらがプラーク除去能力が大きいか」について述べている論文において、大きな違いがあると結論づけているものは現在のところ存在していません。しかし、Yaacobらが2014年に発表した論文によると「電動歯ブラシの方が歯肉炎の改善が短期的にも長期的にも高かった」とまとめています。つまり電動歯ブラシを実際に患者さんに使ってもらえば、その結果を高く評価していただけるのではないかと思います。私の経験から言えることですが、全ての患者さんが非常にうまく歯ブラシができるほどテクニックがあるわけではありません。このような患者さんにおいて大きな効果を上げるのが電動歯ブラシです。なかでもデメリットの少ない毛先の柔らかい「ハイドロソニックプロ」をお勧めしてみてはいかがでしょうか。「ハイドロソニックプロ」は毛先の種類、パワーの調節機能、使いやすさにおいて、今までの電動歯ブラシとは全く違う「次世代の音波式電動歯ブラシ」です。今までの電動歯ブラシとの違いを実際に感じてみてください。101112初診時。露出した歯根面に歯石が大量に付着しており、歯肉に炎症が見られるためスケーリングを行った。高齢化を迎えた日本ではこのように歯根面が露出している人が数多くいるが、まだまだ歯ブラシによって歯根面が傷ついて問題が起きてしまうことを知らない人が多い。このような方には「ハイドロソニックプロ」がお勧め。歯根面に毛先を当てても傷はつかず、プラーク除去ができる。131415ブラッシング後ブラシ部はクラクロップスの歯ブラシと同じクーレンR繊維を使用しているため、柔らかいがコシもある感触となっている。初診時。染め出しをしてプラークを可視化してみると歯間部、歯列の不正が見られる箇所は磨き残している。161718しずく型のヘッドで磨いたところであるが、わずかに磨き残しが認められる。シングルブラシヘッドを使うことにより完璧にプラークを除去できる。ヘッドを変える手間はあるが、慣れれば簡単なので、これを習慣にしてもらえれば高い効果が得られる。歯列不正があり狭い部位で磨きにくい箇所もかなりのレベルでプラークを除去できる。