ブックタイトルDental Products News ハイドロソニック特集号 Vol.1

概要

Dental Products News ハイドロソニック特集号 Vol.1

DPN FILE0465172 3国内でのブラッシング頻度は近年増加を続けており、平成28年歯科疾患実態調査では77％の方が毎日2回以上歯を磨くと回答している。そんな国民の歯磨きに対する意識が高まっている中、電動歯ブラシも各メーカーから様々な製品が販売されており、その特徴を活かし正しい使い方をすれば効率よくプラークコントロールが行えるので、当院でもホームケアの一つとして提案させていただくようになった。今回、クラプロックスから新しく発売された音波式電動歯ブラシは、デザインがシンプルで重さ105g、長さ約23cmと軽くてコンパクトで、持ち運びもしやすい。グリップも表面が滑りにくく、握りやすいように工夫されており、女性が持っても疲れにくいようになっている。またボタンひとつで強さやモードの設定ができるため、初めて使う方でも操作がしやすくなっている。ブラシヘッドは、健康な歯肉の方には《パワー》、歯周病に罹患している、あるいは薄い敏感な歯肉の方には《センシティブ》、矯正中や叢生のある箇所には《シングル》の３種類があり選択しやすい。中でも使い勝手がいいのが《シングル》ブラシである。当院では、ブラケット周囲や叢生部分以外に、インプラント補綴の周囲やロケーター周囲の清掃、さらにはMTM中の歯牙、孤立歯や矮小歯など通常のブラシでは届きにくい形態や細かく動かしたい部位に薦めている。振動数でいうと、主要メーカーのものと比較しても音波振動数最大42,000回／分と多く、かといって毛先の先端は丸くなっているため、歯肉を傷つけにくい。ブラシヘッドはクラプロックスのブラシ技術と同じ「クーレンR繊維」を使用しているため、ポリエステルファイバー素材でナイロンよりも細く、撥水性が良く、柔らかくなおかつ弾力がある。丸型でも一般的な植毛３～４列型でもない、しずく型のブラシの形状は、当てるだけで歯面全体にフィット感がある。《パワー》と《センシティブ》のブラシヘッドは角度が１０度傾いているため、ブラシの当てにくい舌側にも無理なくフィットさせることができる。このように、ハイドロソニックプロは、デザインも機能もシンプルでありながらプラーク除去率が高い。患者さんへの説明もしやすく、歯肉へのダメージも少ないため多くの人に勧めたい、バランスが取れた音波式電動歯ブラシである。4CURAPROX HYDROSONIC PRO予防歯科医院が勧めるハイドロソニック プロの活用院長雨宮 あい歯科衛生士武田 奈々日本橋HALデンタルケア東京都中央区開業ハイドロソニック プロ　本体と３種のブラシシンプルな構造とブラシ選択の簡便さは患者さんへの説明がしやすい。ブラケット周囲にもしっかりフィットしていることが患者さんにも実感しやすい。グリップが握りやすく操作性が良いため、叢生部へのブラシの角度調整も容易。ヘッドの傾斜が舌側面へのアプローチを容易にしてくれている。粘膜を傷つけることなく、ロケーター周囲の清掃が可能。MTMのような複雑な装置の口蓋側でも効率よく、プラーク除去ができる。インプラントプロビジョナルレストレーションの時から清掃指導を徹底できる。