Dental Products News 特別号

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ダイジェストで見る歯科医師の私はこう見た!ここを聞いた!ここがポイント![はじめに]モデレーター相田能輝先生相田歯科・耳鼻科クリニック理事長/日本病巣疾患研究会理事私は2週にわたる講習会でのモデレーターを仰せ付かり、非常に有意義な2日間を過ごした。一同に会する事は2度とないような講師陣である。当日実際に参加された方々、本DVDをご覧になった方々はお気づきと思うが、講師の方々はそれぞれ離れた場所で医師であれ、歯科医師であれ実は同じ方向を向いている。見据える先、それは日本のみらいに他ならない。これからの歯科医療が病巣疾患と呼吸の理解をなしには語れないことは明らかで、我々歯科医療従事者こそが、日本のみらいの守り人たる矜持を持ち進んでいただければ幸甚である。12/612/13ダイジェストで見る12/6日口の不健康は寿命を縮める!口を守り、管理することを歯科医師は求められている。21世紀の歯科治療として天野教授は以下のようにまとめられた。われわれ歯科医療人にとって、歯周病の治療は大きなミッションです。歯周病の治療で最も大切なことは、歯周ポケット内面歯肉に形成された潰瘍面を閉鎖し、出血を止め、歯周病菌への栄養を断つことです。歯周基本治療は潰瘍面の閉鎖を得るための確立された治療法です。潰瘍面を閉じればプラークの病原性は低下し、それに伴い歯周組織の炎症は軽快し組織破壊が止まります。ポケットは浅くなり、骨の吸収も停止し、修復へと向かう可能性が期待できます。基本的な治療を確実に行うことで、口の健康を取り戻せます。歯科医療の目標は21世紀に大きく変わります。1980年頃は削って詰めることがわれわれのミッションだと思っていましたが、削る、詰めるが繰り返された結果、多くの歯が失われました。大切なことは病因を断つこと、すなわちプラークの病原性を低くしてその状態を保つことが新たな歯科の目標です。むし歯も歯周病も予防することができます。口の健康は明らかに全身の健康につながっており、口の不健康は寿命を縮める原因になります。患者さんの口の中を守り、管理することがいま求められているのです。天野敦雄先生22