ブックタイトルDental Products News 特別号Vol.9

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概要

Dental Products News 特別号Vol.9

今知って欲しい本当に口腔内と全身を守れる予防歯科のスタイル福岡県福岡市つきやま歯科医院専門医療クリニック天神院長歯科医師築山鉄平九州大学歯学部卒業タフツ大学歯学部歯周病科post-graduate program卒業最優秀臨床賞アメリカ歯周病学会歯周病インプラント認定医取得タフツ大学歯学部招聘臨床助教(Visiting Clinical AssistantProfessor)ヨーロッパインプラント学会(EAO)認定医取得(日本初の欧米ダブルインプラント認定医取得)「来院する患者さんの口腔の状態を世界一健康にしたい」という想いから、治療フロア(有病フロア)とメインテナンスフロア(未病フロア)を完全に分けた診療室づくりを行いました。現在では口腔衛生業務に特化した9名の歯科衛生士が、1人の歯科衛生士あたり200~400人の患者さんを担当しています。今回は、当院の予防の取り組みについて紹介します。DNA01年齢別一人当たりの年間医療費歳100~95~9590~9485~8980~8475~7970~7465~6960~6455~5950~5445~4940~4435~3930~3425~2920~2415~1910~145~90~47.67.522.817.914.512.811.49.69.712.923.028.837.1医療費計46.963.779.394.0104.9110.7117.7117.236%34%32%31%32%34%33%32%31%22%18%39%医科診療費■入院+食事・生活療養■入院外+調剤0 20 40 60 80 100 120 140 0 20 40 60 80 100 12040%38%44%41%49%64%69%68%66%67%68%69%78%82%56%62%66%68%74%70%64%60%61%59%56%51%44%28%30%36%健康寿命が終わる前後のタイミングでの日本国民1名当たりの年間医療費は急増し、75歳以上の医療費が国民総医療費の大部分を占めている。奇しくも、平均残存歯数と平均喪失歯数が入れ替わるタイミングが健康寿命とほぼ同じなのはとても興味深い。厚労省医療保険に関する基礎資料平成25年度の医療費等の状況P96よりDNA02歯が多く残っている人ほど年間医科医療費が少ない03DNA日本人の平均的な歯牙喪失の過程10代20代30代40代50代60代70代80代高齢になって残存歯数が多い人と、喪失歯が多い人を比較すると、歯が残っている人ほど医療費が少ないことが様々な研究で示されている。歯科は疾病を予防し病気をなくすことに近づけることができる数少ない医療分野である。「問題のある歯のみ治療を行う」を繰り返すと歯を喪失していく。青山先生らの研究によると、メタルクラウンの10年生存率は55.8%、メタルブリッジの10年生存率は31.9%、諸外国の生存率90%前後と比べるとかなり低い。