ブックタイトルDental Products News 特別号 vol.8

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概要

Dental Products News 特別号 vol.8

豊胸手術を希望して来院された拒食症の患者さんに希望通りに手術を行うと、拒食症が劇的に改善するということが経験的に知られています。通常精神科では治療困難と言われている拒食症も美容外科的な手法で改善してしまうのです。この治癒メカニズムについては精神分析的に解説できるのですが、ここで言えることは、外見を変えると、それに連動して内面も大きく変化するということです。この点において、審美的な治療を行なう歯科医師と美容外科医の仕事は多くの共通点があると考えます。今回は、精神分析、美容外科医、麻酔科医の立場から見た歯科診療についてお話しできればと考えています。精神分析医・美容外科医の目から見た歯科診療藤田 博史精神分析医からみた歯科医院建築?1歯科医院の建築と口腔の構造にはしばしば隠喩的な相関関係が認められます。意識的にせよ、無意識的にせよ、これが患者さんへのアピールのひとつになっていると考えます。規則正しく配置されたユニット・ドア・待合室の椅子などは、まさにきれいな歯並びを連想させるデザインです。精神分析医 美容外科医 麻酔科医/医療法人ユーロクリニーク南青山理事長信州大学医学部卒/元ニース大学医学部附属パスツール病院医師(仏政府給費留学)●きれいな歯並び  → 規則正しい連続●歯列のカーブ   → 曲線の使用●白色の採用    → 歯の色、硬さと清潔さのイメージ●ピンクや赤の採用 → 歯肉、クッションのイメージ