ブックタイトルDental Products News 特別号 vol.8

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概要

Dental Products News 特別号 vol.8

Summary健口歯科(グレードル社)増田純一著より*努力性肺活量**1秒量1秒率1251007550250(%)鼻呼吸口呼吸■ 口呼吸重度軽度無し男女■ 姿勢の悪さ■ 鼻呼吸重度軽度無し男女■ 姿勢の悪さ鼻呼吸のための「あいうべ体操」口を大きく「あ~い~う~べ~」と動かしますあいうべ●できるだけ大げさに、声は少しでO K !● 1セット4 秒前後のゆっくりとした動作で!●1日30回(3分間)を目標にスタート!●あごに痛みのある場合は、「い~う~」でもO K!●就寝時にも鼻呼吸を促すよう「マウスリープ」を就寝時に唇の真ん中に貼って使用する。マウスリープ口呼吸児童の肺機能検査呼吸と姿勢の関係鼻呼吸のための「あいうべ体操」呼吸の仕方は肺機能にも影響がある。口呼吸の人は鼻呼吸の人よりも肺活量が少ない。呼吸と運動能力の関係教育によって学習することなめるしゃぶるかじる小児における口呼吸と頭部前方位姿勢が呼吸機能と運動機能に及ぼす影響について。吸気圧・呼気圧・歩行テストとも、口呼吸の人は鼻呼吸の人よりも劣り、歩行テストでは6分間に60mの運動能力に差が出るという報告。低位舌を改善し、鼻呼吸のために「あいうべ体操」を実施する。現在では世界各国でも「あいうべ体操」が広がっている。小児における口呼吸と頭部前方位姿勢が呼吸機能と運動機能に及ぼす影響について。口呼吸の人は、気道を確保するために前傾になり、結果として姿勢の悪さにつながっていく。「呼吸の仕方」「咀嚼の仕方」「嚥下の仕方」は自然に身に付くものと思われているかもしれないが、これらは「教育によって学習するのもの」である。子ども頃の「なめる」「かじる」「しゃぶる」も教育であり、食べ方が重要である。呼吸は1日20,000回無意識に行っているため、その価値を見出しにくいが、1日20,000回も行っているからこそ健康になる秘訣がそこにある。鼻呼吸を行うためには、舌の位置、広い歯列弓、咬める歯並び、病巣がない「口づくり」(環境づくり)が重要であると考えている。口呼吸 鼻呼吸 p最大呼気圧(MEP) cmH 25.3±11.7 58.8±22.3 <0.001 2O最大吸気圧(MIP) 20.0±7.1 62.5±21.9 <0.001 cmH2O6分間歩行テスト 568.1±47.4 629±47.6 <0.001 (m)Postural alterations and pulmonary function of mouth-breathing childrenBraz J Otorhinolaryngol.2010;76(6):683-6Mouth breathing and forward head posture: effects on respiratory biomechanics andexercise capacity in children J Bras Pneumol. 2011;37(4):471-479Mouth breathing and forward head posture: effects on respiratory biomechanics andexercise capacity in children J Bras Pneumol. 2011;37(4):471-479