ブックタイトルDental Products News 特別号 vol.8

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概要

Dental Products News 特別号 vol.8

Summaryこれからの医療と社会のありたい姿歯科医療とは、生活支援医療として、乳幼児期から看取りのワンスプーンまでかかわることができる。アプローチ・考え方訪問歯科診療といっても幅がある。例えば「認知症や膝に水がたまり通院できないなどの訪問」「栄養摂取・呼吸不全などがあるのための治療」「口の動きが悪く、覚醒も良くない、痩せてきている」など、時期によって目的が異なってくる。新しい歯科医院像人の亡くなるパターンにより、これからの歯科医療は、義歯の製作や調整などの形態回復から、がん・脳卒中・認知症など、それぞれの患者によっても支援度合い、方法が異なる。これらトータルアセスメントが行えるのが歯科である。患者さんの本当のお困りごとは何か? 歯科医療界の将来像歯科への訴えは、患者・家族ども、「歯が痛い・腫れた・歯が折れた…」などであるが、是非、①~③を確認し、「食べる時のお困りがないか?」を確認して欲しい。診診連携、歯科と医科の連携が重要となり、歯科もGPだけではなく専門医として横連携での活躍が期待されている。当院は、一般診療だけではなく、訪問診療部・地域医療連携室・食支援などを行い、「地域包括ケア」を目指している。全ては人・街・暮らしのための視点にたち、「食(いのち)をささえ、食(いのち)をつなぐ医療の実践」としていきたいと考えている。治すための医療乳幼児期児童期青年期壮年期中年期老年期?死生活・いのちを支えるための医療(地域)緩和ケア死が予期できる時点看取り日常生活活動度早い時期からの「いのちの選択」の話合いが必要生活習慣病(慢性疾患)がん食支援人生の最終段階地域で暮らす社会的感性終末期地域社会おいしく食べる支援入院・入所在宅生活・人生形態の回復食べる機能リハ栄養管理呼吸リハ維持期回復期急性期通院健康訪問歯科に幅がある!痛い、腫れた、取れた、はさまる(本人の訴え)歯がかけてる、折れた、臭う、………(介護者の訴え)   ①かかりつけの歯科がないか?   ②食べるお困りがないか?       ・むせる       ・溜め込む       ・口があかない       ・こぼす       ・早食い、噛まない、丸呑み、かき込み食べ       ・舌が白い        ・不衛生   など   ③熱発、体重減少、肺炎、喫食量減少、サルコぺニアGPGPGP専門医これで成り立つビジネスモデルの構築大学病院(教育・資格)中核総合医院開業医健康状態時間の経過→健康状態時間の経過→健康状態時間の経過→形態回復 機能回復 尊厳死栄養維持トータルアセスメント能力管理栄養士看護師歯科検査技士医療クラーク機能検査地域緩和ケア(地域NST)がん末期死脳卒中・慢性疾患死認知症・老衰死看取りへの短期集中介入訪問口腔リハの活用細く長く支える高     医療依存度     低低     生活依存度     高専門医・認定医(個人)学会認定施設(教育・雇用) 歯科に関わる人を増やす