ブックタイトルDental Products News 特別号 vol.8

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概要

Dental Products News 特別号 vol.8

口腔機能低下低栄養フレイル残 根口腔乾燥口腔機能低下口腔不潔舌機能↓摂食嚥下障害食事量↓ 栄養素↓タンパク 摂取エネルギー↓低栄養要介護フレイルサイクル*体重減少基礎代謝↓疲 労筋力強度↓活動度↓ 歩行速度↓障 害移動困難転倒、外傷消費エネルギー↓ サルコペニア歯の喪失歯周病 う 蝕咀嚼機能↓ 義歯不適合口腔機能低下により、食事摂取量が低下し、摂食物が変化することで、低栄養・栄養欠乏をまねく*Xue QL, 20082018年には、歯科医師国家試験の出題基準に栄養の項目が入りました。国の指針としてもフレイル、サルコペニアが明文化され、フレイル予防のためのオーラルフレイルへの理解が求められています。また、2018年「口腔機能低下症」が保険収載されました。「口腔機能低下症」に注目が高まっている今だからこそ、その概念を整理し、きちんと理解したいと思います。超高齢社会で高まる歯科のプレゼンス!藤田医科大学医学部 歯科・口腔外科学講座 主任教授/東京医科歯科大学歯学部卒業/ジョンズホプキンス大学・愛知学院大学・東京医科歯科大学・松本歯科大学・九州大学 非常勤講師医科から求められているこれからの歯科医療用語の違いを理解しよう!口腔ケアの先にある「肺炎予防」や低栄養予防を医科から求められている。フレイルサイクルフレイルの入口は低栄養であると言われている。口腔機能が様々な要因によって低下することで、低栄養を招きフレイルへとつながっていく。但し、フレイルはまだ可逆的状態なため、機能を回復させることができる。多疾患・多障害の時代での歯科医療のパラダイムシフト感染予防としての歯科治療: 口腔ケア、歯周治療、外科処置栄養改善のための歯科治療: 補綴、摂食嚥下フレイル(Fr ail ty)加齢に伴って生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し、生活機能障害・要介護状態・死亡などの転帰に陥りやすい状態サルコペニア(Sar copeni a)加齢に伴って筋肉が減少する状態。筋肉量 + 筋力 + 歩行速度の低下( 機能的な側面も含まれる)松尾 浩一郎