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概要

Dental Products News240

プロビジョナル作製材料ルクサクラウンルクサクラウンの活用法─臼歯編─松本勝利あらかい歯科医院/福島県南会津郡開業/GLOBAL DENTAL SYSTEM代表近年、審美治療の要求度が高まり、即日に審美的最終補綴物の装着を望まれる傾向がある。この場合、補綴物には耐変色性、耐咬耗性、破壊強度、研磨性、マージン部の明瞭性、寸法安定性、生体親和性などが求められる。今回、ドイツでの咀嚼シミュレーションにおいて、一般的なテンポラリークラウンと比較して、長期に渡り口腔内で100%のサバイバルレートが示された※ルクサクラウンを用いた臼歯部審美補綴の作製方法について作製時におけるコツなどを交えて記載していく。(なお、長期予後が良好であるということは、長期において咬合管理などを必要とする臼歯部のプロビジョナルにも十分使用できる)臼歯部においては、長期予後を観察する際に咬耗により顎機能を破壊してしまう可能性があるため、特にロングスパン図1参考模型作製咬合面形態を大きく修正する必要はなさそうである。大きく修正する場合にはあらかじめモックアップしておくようにする。図2シリコンインデックス1図3シリコンインデックス2今回の場合は右側上顎側切歯の近心にシリコンジグが来るように作製している。圧接した時の目安となる。図4シリコンインデックスのトリミング技工用メスやスタンプバーなどを用いて開窓する。この時に口蓋側や遠心側もこのように開窓しておくと除去がしやすくなる。Dental Products News 240 15