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概要

Dental Products News238

当院は開業当時より院内ラボを完備していましたが、ジルコニアに関しては外注でした。今回、口腔内スキャナー、CAD/CAMシステムを導入したことで新たな院内ラボが構築できました。これまで私自身、CAD/CAM冠に関して、精度の点などから否定的でしたが、一部保険算定が可能となり、精度も向上したことなどから「今が導入時」と考えました。臨床的にも満足できる精度となった現在、いかに早く医院に導入するかが肝心です。数年後にはCAD/CAM冠が補綴物の主流となるのは明らかです。早期に導入することで、将来へ向けて医院の経験やルーチンワークとしてのノウハウ、技術向上を今から蓄積することで将来における医院づくりの強化につながると考えています。ダイレクトスキャン、模型レスは補綴物製作上の誤差を極力最小減に抑え、工程や手間の部分をデジタルに置き換えることで、より効率的で精度の高い診療ができると確信しています。土田 雅人先生土田歯科医院宮崎県日向市開業CAD/CAMInterview数年後にはCAD/CAM冠が主流となるのは明らか。精度的にも満足できるまでに進化した。現在では、歯科技工士学校でもCAD/CAMを学んでいると聞きます。私たちの世代もこれまでの技術と経験を元にCAD/CAMシステムを学び、活かしていくことが求められていることでしょう。現在、数あるCAD/CAMシステムの中から院長を含め私たちが選んだ機種が『コエックス』でした。オーラルスキャナー『i500』、模型スキャナー『コエックスT5』、exocadのデザイン精度と操作性、ミリングマシン『コエックス400』との相性や削り出しの精度など、あらゆる観点で優位性が高いと実感しています。患者さんから要望を直接伺うと、みなさん「白くてきれいな歯」を望まれています。今やハイブリッドレジンでも十分な強度と精度はありますので、自信をもって推奨することができます。また、すべての補綴物に対して自分たちの責任で製作できる点など、これまでとは違うやりがいがあり、時間のコントロールができるようになりました。谷口 公穂歯科技工士 石田 智也歯科技工士 土田歯科医院勤務自信を持ってCAD/CAM冠を推奨できる時代になった。将来における医院づくりのために「今」、CAD/CAMシステムを構築し、ノウハウを蓄えたい。コエックスi500口腔内スキャナーは、読み込むスピードと高い精度が特徴。補綴物作製だけではなく患者説明用としても活用していている。『コエックスT5スキャナー』は、200万画素の高性能カメラを搭載、7μmの精度を持ち、フルアーチ12秒の速度で読み込みができる。『コエックス400ミリングマシン』は、同時5軸、精度±5μm、乾式・湿式加工で1台2役。オーラルスキャナーとT5スキャナーは同じコエックスシリーズなので相性も良い。『コエックスT5スキャナー』『コエックス400ミリングマシン』D e n t a l P r o d u c t s N e w s 238 5