ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

Dental Products News238

小嶋 壽 東京都中央区開業Dr.KOJIMA’S Voice Vol.デナー・マークⅡ咬合器に付着して診査14初診時の診査で必ず中心位の早期接触を診ることを行っている。明らかな噛み癖や、大臼歯機能咬頭の内斜面に早期接触が特に主訴の歯に出てる場合には、術者が診査し把握するだけでなく、患者様の口腔内に実際に起こっていることと、主訴のおおもとを目で見て良く理解していただく必要があろう。咬合が最初の引き金を引いている症例はほとんど毎日の患者様で診ることができるが、歯内療法が主訴だと思っていてもまず例外とはならない。この現実を歯科医師に解っていただくために、是非デナー・マークⅡ咬合器を日常使用して頂きたい。そうしたら歯内療法だけではなく、いろいろなことに咬合が関与していることが解る。スタディモデルを印象して模型を作っても、それは口腔内の単なる上下顎の模型であり、模型を手に持ちそれぞれを合わせて噛ませてみても、何の情報を得ることもできず診査としての意味が全くない。そこで必要になるのが噛み合わせの出発点である。そのため咬合器は出発点がかっちりと、しっかりとしていることが最重要である。「疑わしき」は咬合診査をするデナー・マークⅡ咬合器に付着するフェイスボウ・トランスファーして上顎模型を付着デナー・マークⅡ咬合器。出発点がしっかりしてガタがないことを確認する図1バイトフォークのバーの先が正中矢状面に平行になるよう口腔内へセットする図7前歯正中部と大臼歯部2カ所の計3カ所につける図4デナー・マークⅡ咬合器用の無歯顎用(左)と有歯顎用(右)のバイトフォーク図2バイトタブに咬合印記が描かれたら 氷水で固定する図8図5 一つ一つバイトタブはしっかりと固定する図3 バイトフォーク操作で使うバイトタブ再び口腔内にセットし フェイスボウを用意する図9アルコールトーチで軽くバイトタブ表面を軟化して口腔内へ図626 D e n t a l P r o d u c t s N e w s 2 3 8