ブックタイトルDental Products News238

概要

Dental Products News238

開業時からより精度の高い治療をめざし、歯科医師はマイクロスコープを、歯科衛生士は拡大鏡を用いた治療を行ってきました。しかし、拡大鏡は術者が拡大して見ることはできても、初診時の口腔内の状態・補綴物の適合性などは患者さんに伝わりにくいという欠点がありました。今回、歯科衛生士のスキルアップと当院の医療のさらなる技術の底上げを行い、患者さんへの信頼感をより深めたいと思って導入したのが『ネクストビジョン』です。先日、8番の抜歯後のSP時、7番遠心に黒いものが見つかりました。『ネクストビジョン』で拡大して確認を行ったところ、う蝕ではなく、歯石であることが判明し、即座に確信を持って除石を行うことができました。治癒過程において阻害要因となるものは極力取り除くことで歯槽骨・歯肉が健康に回復することができると考えています。「最後臼歯部遠心であっても」「どんなに小さな箇所であっても」、80倍まで拡大できる鮮明な画像によって、診療に適切な判断をもたらします。また静止画・動画撮影などの記録が容易なため、患者さんへのインフォームドコンセント・スタッフ間での情報共有などさまざまな活用が可能となりました。「カメラ部が軽く片手で操作できること」「ズームイン・アウトが片手またはフットスイッチで操作できること」「瞳孔間距離のセッティングなどが不要で使いたい時にすぐに使用できること」が『ネクストビジョン』の魅力です。先日初めて来院された方は、歯への関心が低い印象でした。しかし『ネクストビジョン』で口腔内の画像を見せたところ、前歯部の変色したCR充填箇所が気になられたようで、主訴だけではなく、ホワイトニング・補綴物の作り替えも希望され、ブラッシングなどにも大きな変化が見られました。今まで鏡越しで見ていただいていた時とは全く異なる患者さんの反応・変化に驚きました。これは『ネクストビジョン』の80倍まで拡大でき、４Kモニターの鮮明でインパクトのある画像によるものだと思います。また赤染めを行い、『ネクストビジョン』で説明を行うとモチベーションが一気に上がることを実感します。これからはマイクロスコープもアナログからデジタルの時代へ変化していきます。その先進機器が『ネクストビジョン』です。デジタルマイクロスコープネクストビジョン ユーザー訪問小森 真樹先生　こもり歯科クリニック／東京都世田谷区開業塚田 智子歯科衛生士　東京都港区 あおいデンタルクリニック80倍に拡大できるから、どんなに小さな違和感も明確な判断が可能となった。片手で操作できるハンドリングの良さを実感しています。使いたい時にすぐに使用でき、その場で説明できる使用感からすぐに臨床に取り入れることができる。ユニット前のモニターに接続することで患者さんへのインフォームドコンセントに活用。お名前順に掲載8 D e n t a l P r o d u c t s N e w s 2 3 8