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概要

Dental Products News237

図1 ネクストビジョン図4 症例2図6 症例4図2 設置例図3 症例1図5 症例3※上下反転モードにて撮影デジタルマイクロスコープ ネクストビジョンマイクロスコープもアナログからデジタルの時代へ青井 良太 あおいデンタルクリニック/東京都港区開業レントゲン・CT等アナログであった機器がここ20年弱でデジタルに大きく変化してきた。そしてマイクロスコープもアナログからデジタルへ。それがネクスト ビジョン(以下NV)である。マイクロスコープは現在なくてはならない治療機器の一つであるがその操作性から熟練するにはトレーニングが必要で、また使用する術者ごとに瞳孔間距離と焦点深度を合わせる必要があった。しかし、NVは電源を入れるだけで誰でもすぐに使える。特徴は4Kカメラを搭載しており高画質で最大80倍の拡大ができる。それに加えフットコントローラーですぐさま写真やビデオが撮れる。また、300?500mmのワーキングディスタンスがあり診療の邪魔になりにくい。被写界深度が深く、ワーキングディスタンス300~500mm範囲内でオートフォーカスでピント調整が可能である。ブルーライトを搭載しており根管内のファイバーコアや充填部位が観察しやすい。また、上下反転機能がついているのでワーキングサイトと画面が一致することで治療のしやすさが向上する。保険点数も手術用顕微鏡で認証されており、マイクロスコープと同じ点数で、さらに口腔内カメラとしても同様である。筆者は普段は20倍の拡大鏡を使用しているが、根管治療や歯根端切除、形成の確認など20倍以上の拡大が必要な場面で、拡大鏡を外さずすぐに使うことができる。使用例を以下に解説する。「オートフォーカス」「上下反転機能」「自在に動くカメラヘッド(自在な3軸アーム)」でエンドだけでなく、形成・レジン充填・S R P・セメント除去など臨床のほとんどに活用できる。また操作が簡単なので、ドクター、歯科衛生士全員が活用可能。  録画機能(静止画・動画)があるため、患者説明時に説得力のある説明で患者さんの心を掴むことができる。舌側の形成など覗きこむことなく画面を見ながら形成が可能。抜歯窩の肉芽組織の除去の確認。壁との距離が550mm×550mmのスペースがあれば設置可能。充?部位などはブルーライトに切り替えることでCR充填部が確認しやすくなる。再生療法時の根面の確認。※上下反転モードにて撮影 ※上下反転モードにて撮影4 D e n t a l P r o d u c t s N e w s 2 3 7