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概要

Dental Products News237

図45 コーンビームCTによる診査図40 スーパーロードL(低速・低トルクエアータービン)図41 スーパーロードL:ローター断面図図42 スーパーロードLトルク比較表図43 エンドダイヤモンバー(Yamada bur) 図44 エンドダイヤモンドバー(Yamada bur)図46 デンタルX線写真による診査間に静止し、指先をかすかに離した瞬間に振動を感じれば調節は完了。⑤振れ幅を常に1mm以内に調節する。⑥ 大きな振れは、ジップ・ラッパ状形成を引き起こすため、注意する。ソニックエンドは、2,000~3,000Hz範囲のサブソニック振動にシェーパーソニックやリスピソニックをチューニングし、コンタクトシェービングテクニックを用いることにより、特に根尖部付近の1~5mmアンダーの切削効果を期待したテーパー状に拡大・形成する目的に使用している。シェーパーソニックやリスピソニックのチップの先は、作業長より少しアンダーに挿入し、その位置から駆動開始直後に2~3mmの上下運動にて根管壁全周にわたり軽く接触させ、根管内壁をかき上げるようなインスツルメントの動きで根管を移動させながら拡大・形成を行う方法である。コンタクトシェービングテクニックのポイントは、主にシェーパーソニックを用いて、強く切削するようにインスツルメントを押しつけた場合ほとんど切削感が感じられなくなってしまうことが大きく、そのため、軽いタッチで行うのがポイントとなり、根尖部付近より上部の切削感と効率を上げるコツである。軽いタッチで行うのが、重要であり、円周ファイリングのような使用法はせずにテーパー状に器を作るイメージで行うのが良いと考える。歯頚部付近を拡大する場合は、他の器具・器材との併用をコンタクトシェービングテクニックファインキューブによる診査。左側中切歯に遠心に広がった骨欠損根尖端より近心側に1/2、遠心側2/3の病変が認められる。歯髄は近遠心に貼り出した外形と直線的に拡大できる可能性を検討する。スーパーロードLは、通常のエアータービンと比較すると、低速にて低トルクを発揮し安全な象牙質の切削に使用できる。エンドモード搭載したデンタルX線装置「ビスタスキャンミニ」による診査が欠かせない。鮮明なデンタルX線写真は、いろいろなことを教えている。転んだ時に欠けて、露髄後の処置からレジン充填されて、壊死していき病変に陥ったと推測できる。スーパーロードLは、通常のエアータービンとは違い、低速・低トルクのエアータービンであり、象牙質の切削を主につくられている。スーパーロードLには専用のエンドダイヤモンドバーを使用する。図のように指先の皮膚に当てても問題のない程度であり、特に、根管内象牙質切削をスピーディーに安全に行える。スーパーロードLは、低速・低トルクを実現し、根管内象牙質の効率の良い切削を容易にする。エンドダイヤモンドバーは、テーパー型のものを通常している。[その使用目的]・髄角の効果的削除  ・内壁のテーパーの付与・緩やかな弯曲への修正  ・内壁凸凹除去の効率化・楕円形拡大の能率化  ・直線形成の延長Safe-ended typeLow torque10,000rpm~40,000rpmD e n t a l P r o d u c t s N e w s 237 19