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概要

Dental Products News237

図36図39図37図38図32 図33 図34図35にあたり、通常は薬液を用いた洗浄が主となっており、ステップごとの操作の確認や繰り返し、「目づまり」予防のための穿通操作など、気を配りながら必要な時間を要している。特に、「目づまり」は、拡大・形成の失敗(レッジ・ジップ・マイクロクラック・パーフォレーションなど)を引き起こす要因である。それゆえ「目づまり」を防止しながら、拡大・形成ができないものか?と使用した1つに「ソニックエンド」がある。ソニックエンドは圧縮空気により駆動される可聴域振動装置であり、2,000~3,000Hz範囲の周波数を有しておりサブソニック振動を発生させ、シェーパーソニックやリスピソニックを用いることにより洗浄と同時に拡大・洗浄が可能であることから、「目づまり」に特に有効と考えられる。その特徴としては、ワンタッチでインスツルメントを固定、その後振動させて、順次にインスツルメントの号数を簡単に交換する事が可能であり、簡素化されたシステムとなっている。また、ヘッドの長さや大きさも日本人に合うように作成されている。① ハンドルの調節によりチップが最大限に振れるように調節する。② ハンドル部のネジにより水が最大限に出るように調節する。③ ハンドルの調節により振れ幅を約1mm以内に調節する。④ 指をチップの先端に軽く触れてその瞬ソニックエンドの調整方法シェーパーソニックの拡大#25の目安は、TFファイルの〈● #25/06テーパー〉このファイルが根尖に届く拡大・形成を行う。シェーパーソニックの拡大#30の目安のTFファイルの〈● ● #25/08テーパー〉が根尖付近に届いていることを目指すが、届きにくい場合は、シェーパーソニックの#35・#40をアンダーにて補助として、他システムのエンドダイヤモンドバーなどを併用して行う。これより歯髄腔の大きい場合は洗浄を主に用いる。シェーパーソニックの拡大#25の目安のTFファイルの〈● #25/06テーパー〉が根尖付近に届いていたら、シェーパーソニックの拡大#30に交換して開始する。シェーパーソニックの#30を使用する前にプレカーブを手用やファイルベンダー、または、ピンセットを用いて与えておくと使用の失敗を減らすことができる。シェーパーソニックの拡大#20の目安は、TFファイルの〈● ● #25/04テーパー〉このファイルが根尖に届く拡大・形成を行う。この時、#20のファイルが穿通している。シェーパーソニックの拡大#20の目安のTFファイルの〈● ● #25/04テーパー〉が根尖付近に届いていたら、シェーパーソニックの拡大#25に交換して開始する。シェーパーソニックは、コンタクトシェービングテクニックを用いることにより、根尖部付近から1~5mmアンダーの切削効果を期待したテーパー状の拡大・形成を目指して使用している。シェーパーソニックの#20を使用するにあたり柔軟性を与えておくと使用しやすい。シェーパーソニックの#25を使用する前にプレカーブを与えておくと使用時の失敗を減らすことができる。18 D e n t a l P r o d u c t s N e w s 2 3 7