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概要

Dental Products News237

図27図30 図31図23 ソニックエンドのセッティング図24 図25図26 図28 路の確保図29正回転と逆回転を組合せ、ファイルに加わる力を軽減する動きを行いながら最大限に切削効率を上げる設定が組み込まれている。600°・0?550°・10?500°・20?450°・30?370°・50°?と正回転と逆回転をコントロールしてくれる。使用に際しては、TFファイルを手用にて用い根管内壁との接触具合をチェックし、無理のない部分よりスタートする。TFファイルは穿通性が良く手用にて根尖端部に届いてしまう症例もあるため、注意して手順を遂行するように心がけている。また、TFファイルに伴っての洗浄は、エアスケーラ? サリーを使用している。サリーに装着したファイルは先端の振れが少ないため、根管内壁の変形などが少なく、ニッケルチタン製のファイルを応用することにより難しいとされていたS字状などの強弯曲根管にも対応できることは、臨床上、大きなメリットを生んでいる。使用ファイルは、K3 #15を推奨している。根管処置を進めて行く際に1番に考えなければならないのが、「起炎因子の除去」である。しかし、この処置を行うにあたり問題となりやすいのが、「削りカス」に対する対応となる。特に「特別な洗浄時間を設ける必要性」とニッケルチタン製ファイルや手用器具使用時の「目づまり」などである。臨床における「特別な洗浄時間を設ける」2. サブソニック振動を利用した弱弯曲シェーパーソニックの先端の振れは軽く触れる振れを感じ、強く当てると振れがなくなるようにパワーを調整する。シェーパーソニックの拡大#15の目安は、TFファイルの〈●#20/04テーパー〉このファイルが根尖に届く拡大・形成を行う。「ソニックエンド」のストッパーにシェーパーソニックの作業長に合せ固定して使用する。トリプルファイルなどを用いてシェーパーソニックの「路」を確保する。理想的には#20/02テーパーが必要である。シェーパーソニックの拡大#15の目安のTFファイルの〈●#20/04テーパー〉が根尖に届いていたらシェーパーソニックの拡大#20に交換して開始する。「ソニックエンド」の水量とシェーパーソニックの先端の振れをみて、パワー調整する。シェーパーソニックの拡大目安は、TFファイルの〈● #20/04テーパー〉〈● ●#25/04テーパー〉〈● #25/06テーパー〉〈● ● #25/08テーパー〉を用いると良い。シェーパーソニックは作業長により21mmか25mmを選択し、使用する。「ソニックエンド」の水量は、最大にする。D e n t a l P r o d u c t s N e w s 237 17