ブックタイトルDental Products News237

概要

Dental Products News237

図１８ サービカルデルタの除去図２１ ジロソニック＆シェーパー・リスピソニックコンタクトシェービングテクニック図２２図１９ デルタ部の除去一例図２０ ソニックエンドとシェーパー＆リスピソニック図１５ エアスケーラ?：サリー図１６ 修正?根管充填後図１７ 近心根処置時のポイント全性を維持している。使用に際し、根管の弯曲度に合せて特徴をとらえて号数とテーパー度を選択し、弯曲の強さによる追従には限界はあるが重宝するシステムである。TFファイルは、従来からのものと簡素化されたTFアダプティブファイルと2つに分けて販売されている。TFファイル（23・27mm）は、#25/04テーパー/06テーパー/08テーパー/10テーパー/１２テーパー、#30/06テーパー、#35/06テーパー、#40/04テーパーのタイプがある。（27mmをよく使う）TFアダプティブファイルは、緑色・黄色・赤色にて号数とテーパー度を識別し、先端の大きさにより２分割し、識別をパッケージにも掲載されている#20/04テーパー、#25/06テーパー、#35/04テーパーと#25/08テーパー、#35/06テーパー、#50/04テーパーにて使用する手順とし簡単化したシステムとなっている。しかし、#25/06テーパーと#25/08テーパーは、従来のTFファイルの中に含まれているため、あえて使用していない。#35/04テーパーの使用頻度が低いため、TFアダプティブファイルは、#20/04テーパーと#50/04テーパーを従来のＴＦファイル加えて使用している。専用のエンジンは、TFアダプティブファイルの発売と同時に売り出された「エレメントモーター」が推奨されている。エレメントモーターは、アダプティブモーションというファイルに加わる負荷により、連続的に近心根処置時のポイントはいくつかあるが、特にサービカルデルタの除去は、必須となることも多く感じている。ＴＦファイルの傷みの軽減と長持ちに繋げる。拡大・洗浄を一気に解消する目的にて開発されたジロソニック。近心根は、根管口2根 根尖2、遠心根は、1根管で根尖1 の3根性の再治療症例。ニッケルチタン製ファイルを上手く使用して治療結果を向上させたい。「ソニックエンド」は、シェーパーソニックを用い、サブソニック振動をチューニングし、コンタクトシェービングテクニックにて拡大・洗浄する。「ソニックエンド」は、シェーパーソニックとリスピソニックなどの専用インスツルメントを使用、サブソニック波を利用した根管の拡大・洗浄を同時に行うことを目的としたシステムである。近心歯頚部の壁の厚さを１ｍｍ以上保存可能か？近心歯頚部の壁の厚さを１ｍｍ以上保存可能か？修正拡大を外側に沿って行い髄角・内部豊隆削除デルタ術前術中術後サリ―に装着されたファイルは先端の振れが少ないため、根管内壁の変形などが少なく、ニッケルチタン製のファイルを応用することにより、難しいとされていたＳ字状などの強弯曲根管にも対応できることは、臨床上、大きなメリットを生んでいる。使用ファイルは、K3#15/04テーパーを推奨している。術前と根尖の封鎖後、TFファイルの特性を活かせた症例である。近心根処置時のポイントはいくつかあるが、特徴的なものを挙げる。TFファイルの特性を活かせた症例は多いと思われる。術前根管充填後強弯曲根管洗浄への応用器械的根管洗浄能率アップK3#15/04T & SALLY・髄角は近心頬側に高く張り出している・サービカルデルタ部の規制がある・内壁全体にテーパーを付与しずらい・ 弯曲はS字・J字・C字を呈し、修正が行われても何かしらかの弯曲が残る・ 歯髄腔の軸が根管の中央にあるとは限らず、偏っていることがある16 D e n t a l P r o d u c t s N e w s 2 3 7