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概要

Dental Products News237

図9-1 参考症例図8 最終補綴装置作製・装着図9-2 CAD上での補綴設計図9-3 最終補綴装置セットり切削するため、微細な形成を行うことが可能。2.歯肉を傷つけないため、安全に歯肉縁下形成ができる。3.タービンヘッドと比べてネックが細いため、視野が確保しやすい。(特にマイクロ使用可での形成にメリット)が挙げられる。筆者がルーティーでの使用を勧めるもう一つの大きな理由は、タービン用に使用しているバーを装着できるということである。仕上げ形成を行う際に、概形成と違う形態のバーを用いると、シャンファー形態を崩してしまったり、フィニッシュラインが不整になってしまうことがある。近年、CAD/CAMを使用した補綴処置が非常に多くなった。CAD/CAM修復において、スムーズなフィニッシュラインを作製する重要度は周知のことであろう。ルーティーは特にCAD/CAM修復を行う際に大変重宝している。最終補綴装置は「DCハイブリッドレジンブロック」にて作製を行った。良好な適合が得られていると思う。患者満足度も非常に高かった。今後もルクサコアZ-デュアルとルーティーを用いて、精度の高い補綴処置を心掛けていきたい。最も使用頻度が高いのは、インレー、アンレー、歯肉縁上マージンのクラウンなどである。この参考症例のようなケースが最も効率よく印象採得ができる。最終補綴装置は「DCハイブリッドレジンブロック」を用い、CAD/CAM冠で作製した。最終補綴装置の適合は良好であった。歯肉縁下マージン部をIOSによって光学印象を行おうとすると、厳密な歯肉圧排が必要で、非常に手間がかかるうえにフィニッシュラインが不鮮明となる場合もある。そのようなケースでは第一症例のように従来法で作業模型を作製してから光学印象を行う方法を当院では取り入れている。当院では、トロフィー3DIプロαを導入し、日常臨床で頻繁に用いている。12 D e n t a l P r o d u c t s N e w s 2 3 7