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概要

Dental Products News237

ルーティー専用フィニッシングバー図1 補綴前処置図2 支台築造図3 支台歯形成 図4 ルーティーを用いた支台歯形成参考症例レジンコア ルクサコアZ?デュアル/サブソニックシステム ルーティー フィニッシングバーKセットCAD/CAMのための支台歯形成筒井 祐介 筒井歯科医院/福岡県北九州市開業補綴処置は日常臨床の中で非常に頻度の高い分野である。良好な臨床結果を得ようと思えば、補綴処置の精度向上は避けては通れない。特に支台築造とその後の形成作業は、治療自体の良否に直結すると考えている。今回、ルクサコアZ-デュアルとルーティーを使用した補綴操作を紹介したい。患者は45歳女性。右上小臼歯の疼痛を主訴に来院した。歯肉縁下に及ぶカリエスを認めたため、不可逆性歯髄炎と診断し、抜髄処置を行っている。45歳女性。右上小臼歯部の自発痛を主訴に来院。♯15のカリエスによる不可逆性歯髄炎と診断し抜髄を行った。ルクサコアにて支台築造を行っている(参考症例)。ルクサコアは流動性が良く、根管内にもスムーズにレジンを充填する事が可能だ。気泡が入る事も非常に少ないように感じる。マージン部の最終仕上げはフィニッシングバーホルダーKを装着したルーティーにて行った。ルーティーは、回転ではなく振動によって、最終の形態修正ができるシステムである。う蝕が歯肉縁下におよび、生物学的幅径を侵害していたため、エクストリュージョンを行った。支台築造後。概形成によって作られたシャンファー形態を壊さずに、仕上げ形成が可能である。エクストリュージョン後、歯冠長延長術を兼ねたFOPを行っている。通常のタービンを用いて、まず形成を行う。10 D e n t a l P r o d u c t s N e w s 2 3 7