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概要

Dental Products News236

近年の論文や症例報告をみると日常臨床ラクト(フィステル)の存在する場合の緊急3つの蒸散照射モードは、における根管処置の技術も改善されてき処置の程度(症状により対応が異なると考蒸散12.0W CW REP 50ms/100msており、診査・診断から拡大と形成、そえられる)や、根管の拡大・形成の進み蒸散35.0W CW REP 25ms/100msして、終末の根管充填や根尖端封鎖ま具合と根管充填時期に戸惑う場合も想定A3.0W CW REP 50ms/100msでレベルアップが図れていると考えられる。しかし、根尖病変を有する症例において処置・手順に迷うこともある。サイナストできる。今回、根尖病変歯に対する半導体レーザーの応用における蒸散照射モードを3つに分け使用した症例を提示する。に設定し、症例に応じてハイブリッドさせたり、切開モードを追加させたり、工夫をこらして、難治症例に当たっている。図8術前と術後デンタルX線写真図9蒸散照射モード選択症例2症例37歳女性・主訴:右側の前歯に歯肉水泡ができて前歯が痛む。・患歯の既往歴:矯正治療を行い、その後から。・全身所見:特記事項無し。症状がなく、出血や浸出液のない場合は、根管充填直前に照射しておくと安心感が得られる。根尖端の吸収と浸出液の多い症例。サイナストラクトの消失が見られない場合は、洗浄・乾燥しマイクロで確認後、蒸散3のモードを使用する。図10蒸散照射モード選択症例2図11 37歳女性矯正治療を終了図12術前と術後デンタルX線写真蒸散35.0W CW REP 25ms 100ms拡大・形成後、蒸散3のモードを使用。蒸散1より、まずはワット数を上げる。半導体レーザーの利点として、組織透過性があるので、浸出液、水分に吸収されず、殺菌効果が期待できる。根尖部1mmアンダー部から、ファイバーを根尖病変が大きく浸出液が根尖に貯留した症例では、引き抜くスピードを遅くすることも有効である。図13根尖病変歯における蒸散照射モード選択症例3図14蒸散照射モード選択症例3症例72歳女性・主訴:右側に水泡が出来ていて治らない。時々に痛い。・患歯の既往歴:何回も治療してもらっていて根に何か詰めてもらっては冠をやり直している。A3.0W CW REP 50ms 100ms緊急的処置時は、基準は、蒸散3で処置をおこなうが、排膿が多い場合や炎症がある場合は、メモリーAを使用することも有効。緊急的処置時に排膿が多い場合、メモリーAを使用することも有効。3.0Wに落とし、REP照射を50msと長くする。Dental Products News 236 3