ブックタイトルDental Products News236
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Dental Products News236
支台築造用レジンルクサコアZ-デュアル/プロビジョナルレストレーション用レジンルクサテンプスタールクサコアZ-デュアルとルクサテンプスターを用いた失活歯に対する修復コンセプト柏木了柏木歯科/秋田県秋田市開業近年、マテリアルの進歩に伴う修復治療の発展は目覚ましく、また歯科医療への関心の高まりからメタルフリーの治療を希望される患者も増えている。そして我々の臨床において、歯科治療の既往から初診時の時点で既に対象歯が失活していたり、最終修復までの過程においてプロビジョナルレストレーションを用いた再評価が必要な症例が未だ多いのも事実である。今回、支台築造にルクサコアZ-デュアル、プロビジョナルレストレーションにルクサテンプスターを用いた症例を通して、その特徴と使い方を説明したい。支台築造支台築造は広義の意味においては歯内療法の範疇に含まれ、コロナルリーケージを予防するよう築造のタイミング、防湿等に配慮が求められる。支台築造の材料選択に関しては、メタルコアと比較して、歯根破折の防止、審美性、M.I(歯質削除量が少ない)等の利点から近年レジンコアを使用する機会が多いと思われる。その中でも今回使用したDMG社のルクサコアZ-デュアルは以下の特徴をもつ。図1症例46歳女性図2初診時咬合面観とエックス線写真「前歯が長い気がする」「色をきれいにしたい」等、審美障害を主訴に来院。初診時咬合面観とエックス線写真。1は失活しており、かつ3歯面に及ぶ広範囲なCR充填がされていたため接着修復の適応外と考え、今回はクラウンを選択した。図3診断用ワックスアップ図4歯内療法後、エッチング図5ルクサボンド治療のスタートに際し、診断用ワックスアップの製作を行った。歯内療法終了後、防湿下にセレクティブエッチング、水洗、乾燥を行う。DMG社のルクサボンドは、2液タイプのボンディング材。2液性のためより確実なボンディングが可能。20Dental Products News 236