ブックタイトルDental Products News235
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Dental Products News235
歯肉退縮のある方への活用村井結衣歯科衛生士瀧野裕行院長タキノ歯科医院/京都府京都市開業近年、患者さんの口腔内への意識は高くなっており、予防歯科はより一層注目されている。歯科へ受診される多くの患者さんの中には、セルフケアをもっと教えてほしいという方もいらっしゃれば、あまり積極的ではない患者さんもいらっしゃるのが現実である。どちらのタイプの患者さんに対してもセルフケアグッズの使いやすさ、取り入れやすさが重要であるといえる。ハイドロソニックプロは独自のクーレンR繊維を使ったブラシで、一度に効率良くプラークを除去できるのが最大のメリットであり、さらに歯肉への刺激が少ないため歯肉退縮のある方でもプラーク除去が容易である。また、パワー、センシティブ、シングルと3種類のブラシヘッドがついており、用途に合わせて選ぶことができる。ブラシの形状がしずく型であることで、臼歯部遠心や隅角部、矯正治療中の歯列へのアプローチがしやすい。従来の電動歯ブラシは振動の伝わり方が強く、苦手意識を持つ人も多かったと思うが、ハイドロソニックプロのブラシ背面にはラバー加工がされており振動の伝わり方が優しく非常に使いやすい。患者さんに正しく道具を選択してもらい、一本でも多く自分の歯と健康な口腔内を保ってもらうために、ハイドロソニックプロの使用は有効である。図1ハイドロソニックプロ図2染色前図3染色後ハイドロソニックプロは、様々な口腔内に対して患者・術者ともに満足のいく音波式電動歯ブラシ。セルフケアとして音波ブラシと歯間ブラシを使用している。歯間空隙が大きく、歯頚部、隣接面ともにプラークが残存している。図4指導前図5適切な指導を行う図6縦磨き終了後患者さんにいつものように磨いてもらう。通常通りでは磨き残しがあったため隣接面はハイドロソニックプロのブラシの形状を活かし縦磨きを行う。一部、プラークが残存している。図7シングルブラシの活用図8上顎前歯口蓋側図9ブラッシング後プラークの残存が見られる部位にシングルブラシを使用し、プラークを除去する。歯頚部、歯面ともにプラークの残存が顕著である。頬側と同様に一歯ずつ縦磨きを行ってもらう。プラークの残存も少なく良好な状態。Dental Products News 235 1