ブックタイトルDental Products News235
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Dental Products News235
イオン導入イオン導入は象牙質全体消毒!歯内療法を確実に行うと、症状は必ず良くなるサリーの先にファイルを付けて5分間、根管内を全体洗浄したのち、イオン導入をして象牙質全体消毒を行う。イオン導入にはナルコーム社のパイオキュアーを使い、根管ピペットで根管内にヨードヨード亜鉛をたらして充満させ、亜鉛チップを挿入して通電する。パイオキュアーでは500μAが最高値なので、とっても安心!イオン導入では単に根管内に対してのみ消毒する、という考え方のみでは片手落ちである。根管内消毒とよく言っているが、象牙質は根管内だけにあるのではなく、歯冠部にも歯根部にも存在するものであり、歯冠部、歯根部を問わず歯の内側はそもそも象牙質でできていることは、周知の事実である。そのため、象牙質全体消毒なのである。根管形成を充分に行うと、根尖病変は確実に良くなる。このケースでは根尖付近の粘膜に、ポチッとサイナストラクトで膿の出口がおできのようにできていたが、少しずつ様相が変わってきている。これは必要なだけ充分に入り口を大きく開けて、根管形成しているからである。入り口を大きく充分に開けてこそ、根管形成ができる。図10作業長に合わせたペーパーポイントを入れて通電する。図11ウエーブピクトは歯冠や患者説明用に便利だが、根管内は暗くて見えない図12マイクロスコープ24倍で診た根管内では、排膿の様子が良く見える図13TKロングバーで、入口と歯頸部付近をスムーズに仕上げる図14髄角付近も移行的に仕上げる図15再度イオン導入を行う図16根尖付近の膿の出口は、すでにきれいに治っている図17次のアポイント。#11は排膿と浸出液がすごい!図181回のアポイントで500μAで5分間、イオン導入を2回通電するDental Products News 235 27