ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

Dental Products News234

トロフィー3DIプロαの活用口腔内スキャナーのハンドリングを知る脇田雅文石橋輝夫本間俊太郎歯科技工士わきた歯科医院/神奈川県海老名市開業日本大学松戸歯学部臨床教授口腔内スキャナーとはCAD/CAMによる、セラミック治療が日本に導入されてから2 0年ほどになります。口腔内スキャナーを使って、瞬時に口腔内の歯型データを取得し、コンピュータの3 D画面上で、歯の修復物を設計し、専用のミリングマシンが設計通りに正確に削り出すことによって補綴物ができるシステムです。補綴物のフィットやコンピュータの操作、設備機器の投資金額などまだまだ進化を期待する声も大きいことも事実ですが、セラミック治療は1審美的に優れた白い歯の補綴ができる2金属アレルギーの心配がない3金属の価格に影響されないなどの理由から注目されてきました。近年では多数のメーカーからシステムがラインナップされ、CAD/CAM冠においては一部保険収載※されたことなどもあり、その注目は一気に広がったように感じます。また、マージンのフィットに関しても、スキャナーやミリングマシンの精度の向上によって、十分臨床に活用できるレベルとなりました。そのためこれから導入を検討されている先生に図1光学印象後の作業も幅広い院内でデザイン院内でミリング院内で作製外部ラボと連携SCANCAD/CAMA社CAD/CAME社CAD/CAMB社CAD/CAMC社CAD/CAMD社トロフィー3DIプロαによって取得したデータは、汎用性のあるSTLデータに変換がワンクリックでできる簡便さ。STLデータ変換にかかる料金もかからないことが大きな利点。図2術前咬合面観図3術前側方面観図4術前パノラマ画像左上第1大臼歯の欠損インプラント治療を希望、咬合面はすべての歯牙において摩耗している。ブラキサーのため前医のインプラントが脱離し紹介されて来院。角化歯肉が十分に存在するが、ブラキサーのため楔状欠損が認められる。上顎洞底までの距離が短くインプラント脱離から3か月ほど経過しているがまだ骨が完全に再生していない。4Dental Products News 234