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概要

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デントクラフトGPXガッタパーチャリムーバー根管内のガッタパーチャを除去する天野晃天野歯科医院／東京都西東京市開業日本のエンドでは抜髄のように初めての根管処置よりも、過去に根管に手が加えられた感染根管いわゆる再治療歯のケースのほうが圧倒的に多いようだ。そのような再治療歯のエンドでは旧根充材のガッタパーチャを除去しなければならない。根充材の除去手段には1）ガッタパーチャ溶解剤で溶かす2）超音波チップで振動摩擦3）除去用ファイルで回転摩擦4）エンドエキスカや手用ファイルで掻き取る5）Ｈ型ファイルを食い込ませ、絡めて引き抜くなどの方法がある。図1ガッタパーチャ除去ファイルGPX図2根管入り口のガッタパーチャ除去図3 GPXを使って根管の大きさに合った太めのサイズを使う。入り口から除去する「道すじ」を作る。根尖数ミリのところまでGPXを使用できる。図4すべて02テーパー25番図5破折に対して図6使用時上のＧＰＸはガッタパーチャとの接触面の摩擦に耐えられる腰のある芯でありしっかりしている。上からガッタパーチャ除去用GPX手用ファイルのトリプルファイルガッタパーチャコンデンサーエックス線でみると刃部の切れ込みが小さいのでＧＰＸの芯は太いことがわかる。5,000回転以内で使用する。図7初診時図8口腔内カメラにて50代男性6の腫れを主訴に来院。前医から抜歯してインプラントと言われた。長い期間のサイナストラクトにより、触診をすると頬側歯肉は失われた歯槽骨により波動を感じる。図9コンピュレイでデンタル撮影図10３Ｄレントゲンにて術前検査図11距離計測機能を利用して近心根管の根尖付近には細い手用ファイルが破折して残っていて、根充されている遠心根管の根尖病変と癒合して広がってきている。病変は隣在歯の根尖にも届いているようだ。近心根管の根尖病変と、根管充填がなされている側の遠心根管の根尖病変が癒合して歯槽骨を大きく破壊している。必ず、治療前に根管形成のシミュレーションをしている。エンド三角をとることと同時に削除してはいけない部分も考えていく。14 Dental Products News 234