ブックタイトルDental Products News234

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D r.K OJIMA’S VoiceVol. 10レジンポストコアを除去し、歯内療法小嶋壽東京都中央区開業メタルコアなら切断鉗子、レジンコアは削って削除以前にもこのDPN誌で紹介しているが、メタルコアならちょっとスリットを入れて切断鉗子で挟めば、数秒で簡単に除去できる。しかしレジンコアでは、挟めば簡単にぐずぐずに崩れて取れるどころではない。一番困ったものである。そこでシャンファー形成用バーを等速FGコントラに付け、毎分40,000回転で削り取っていく。ポスト部分の除去はＴＫロングバーを使うしかし、シャンファー形成用バーは、短くて太いため歯頸部付近までしか削れず、コントラヘッドが入口を塞ぎ内部が見えない。そこであとはT Kロングバーセットの、先までダイヤの付いたバーを使う。エンド用のバーでシャンファー形成用のバーより細くできているため、根管内に入れ内部を見ながら削ることが可能である。マイクロスコープではレジンと象牙質の境界がはっきり見える！根管内部は肉眼では見えないので、マイクロスコープで見ながらレジンを削っていくことになる。レジンと根管内象牙質は肉眼的には同じ色のようにしか見えないが、マイクロスコープで見ると全く異なって見える。象牙質は黄色っぽい薄茶色をして不透過性で、まさに象牙質である。レジンコアは透過性で白っぽく、その境界は明瞭。図1レジンコアを削る前に距離計測で長さを把握しておく。図2等速コントラにFGのヘッドを付け、バーを付けて使用する。図3初めのうちは、普通のシャンファー形成用バーで削る。ＴＫロングバーシャンファー形成用バー図4歯頸部付近まで削ると、もう限界。マイクロスコープで見ると歯質とコア用レジンとの色の違いが解る。図5TKロングバーとシャンファー形成用バー。図6マイクロスコープで見ると、レジンコアは白く見える。図7丸みの先端までダイヤの付いたTKロングバーを使う。図8だいぶ先まで削除した。図9やっとガッターが見えてきた。12Dental Products News 234