ブックタイトルDental Products News234

概要

Dental Products News234

マイクロスコープを医院に取り入れるポイントマイクロスコープ導入のメリットは、治療期間の短縮いとう歯科クリニック／千葉県富里市高度な歯科治療を目指して院長伊藤慎先生当院では、「一人一人の患者さんに、きめ細やかで思いやりのある高度な歯科治療を行うことにより、患者さんのオーラルケアを充実させ、より快適な生活が送れるようにする」ことを理念としています。1本の歯を大切にするために、土台となる歯内療法は特に重視している歯科治療です。とはいえ、複雑な根管形態に対して、完璧な治療を行うには高い知識とスキルが重要であることは言うまでもありません。当医院は、歯内療法の専門医として東京歯科大学歯内療法学講座前教授の中川寛一先生のご指導をいただきながら、最新機種であるマイクロスコープ『プリママグナ』を導入することで、より精度の高い治療を提供していきたいと考えています。ミドルレンジモデル『プリママグナ』歯内療法専門医中川寛一先生これまで各社メーカー、いろいろな機種のマイクロスコープをみてきた中で、開業医にとって不足のない性能を持ち、満足できるミドルレンジモデルが『プリママグナ』だと実感しています。なかなか1台目から高機能・高額なマイクロを導入するには勇気がいるものです。反対に、安価なモデルを導入すると数ヶ月後にはすぐに物足りなさを感じる先生も多いようです。『プリママグナ』は、高機能でありながらリーズナブルな価格帯ですから、使い込むほどにマイクロの恩恵を実感するでしょうし、勤務医や歯科衛生士にも使って欲しいと思われたときの2台目導入ということでも安心して導入できる機種だと思います。画像、操作性にも優れている『プリママグナ』は、鏡筒を固定した後の角度などは、電磁ブレーキで調整することができるので、術野やピント調整が容易で操作性が高いといえます。また、対物・接眼レンズにアポクロマートレンズ・LEDライトが搭載されているので、より鮮明な画像で根管内構造物、根尖孔、歯根端切除などの外科時にもストレスなく治療に専念することが可能です。対物レンズがf値300mmありますから、マイクロと口腔内の距離がしっかりと確保でき、タービンやインスツルメントの柄がレンズに当たるようなこともなく、人間工学的にも使いやすいマイクロだと実感しています。歯科衛生士も活用森友美歯科衛生士日本顕微鏡歯科学会認定歯科衛生士の資格取得を機会にクリニックでは新しいマイクロスコープ『プリママグナ』を導入しました。格段に向上した操作性や機能を有効に生かし、今後も歯科衛生士業務での活用、特に歯周ポケットの測定や歯石の発見、予防処置、また患者さんのモチベーションの向上などより精度の高い歯周治療の実現を目指しています。何よりも患者さんに大きな恩恵があるマイクロを活用する一番のメリットは、「治療期間の短縮化」だと思います。破折線、見つからない根管口、根管内の状況など、明るい視野下で確認しながら行える歯内療法は効率的です。治療期間が長くなる歯内療法は治療中断の原因となりますが、短期間での治療はより精度の高い治療、予知性の高い治療につながるのです。また、「今日はどのような治療を行い、どのような状況なのか？」は必ず患者さんにフィードバックし、コミュニケーションツールとしても活用しています。Dental Products News 234 11