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概要

Dental Products News233

[シリーズ]#2AMBRARUCSFのEBM/研究Caries Management By Risk Assessment?朝日大学歯学部卒業後、朝日大学歯学部口腔衛生学講座(現:口腔感染医療学講座社会口腔保健学分野)入局?現職:朝日大学歯学部口腔感染医療学講座社会口腔保健学分野准教授?2017年6月~University of California San Francisco, School of Dentistry, Division of Pediatric Dentistry Department of Orofacial Sciences留学中大橋たみえ私が最初にUCSFのラボに来た2017年6月当時のメンバーは、Featherstone教授※、Ling Zhan准教授、Peter Rechmann先生、Beate Rechmann先生、Benjamin Chaffee先生、Charles Le先生に私を含めての7名でした。2018年に、Featherstone先生が退職されましたが、研究は継続してミーティングにも参加されるとのことです。2018年5月よりMinjing Wu先生が中国からPhDの研究でラボのメンバーとして参加されています(図1)。私たちのラボの研究グループは2つに分かれています。CAMBRAの臨床データをまとめ疫学的に分析したり、クリニックでの介入研究を行ったりして発表していく「臨床チーム」と、主に研究室で実験系の研究を行う「ラボチーム」です。留学研究者は基本的にラボで研究しますが、他の先生方は研究室での実験もクリニックでの介入研究も行っています。※John D.B. Featherstone名誉教授:カリフォルニア大学サンフランシスコ校名誉教授、米国歯科学会名誉会員、米国歯科医師会終身名誉会員、CAMBRAを提唱▲図1ラボ・ミーティング2018年12月臨床チーム:CAMBRAでのう蝕予防システムへの応用も視野に入れたレーザー照射によるエナメル質う蝕予防効果獲得の介入研究や、CAMBRAリスクアセスメント評価と小児の口腔内バイオフィルム細菌の種類・遺伝子の分析、またUCSFでCAMBRAリスクアセスメントが開始された当初からのデータを用いたCAMBRAシステムの評価等、研究は多岐にわたっています。ラボチーム:私は主にラボで、?????????????・??????や?????????????・?????????のバイオフィルムを用いた、人工う蝕モデルの実験を行っています。実際の実験では、光重合レジンの硬化に使用するブルーライトがバイオフィルムに及ぼす影響について、牛エナメルブロックを使った人工う蝕実験と、共焦点レーザー顕微鏡を用いた生菌と死菌の観察等を行いました(図2~5)。2018年7月には、ロンドンで開催されたIADRでこの研究成果について発表させていただき、多くの研究者と話し有意義な時間を過ごすことができました。(図6~8)他にも、?????????????・??????のう蝕図6 IADR in Londonポスター発表▲▲図2実験風景▲図3実験指導中のLing Zhan先生とMinjing Wu先生▲図7IADR会場▲図4・5実験に使用する培地と培養後の細菌たち…散々お世話になりました。図8夕方ロンドンで一番高いビルに上ってみました。そしてシャンパンをオーダーしました。高い所だけに?お値段も…ちょっと驚きました。▲16 Dental Products News 233