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概要

Dental Products News231

1985年、ヨシダはオペレーザー1号機を発売開始して以来30年以上、炭酸ガスレーザーの進化を遂げてきた。2017年には最大出力25Wとなるオペレーザー ネオスが発売され、さらには半導体レーザーオペレーザー フィリオがラインナップされた。今回新たに発売されたオペレーザーを再生療法に活用した症例を提示する。そもそも再生療法材料エムドゲインRとレーザーを活用した再生療法は「ターゲットが細胞である」という点で共通点が多く、互いの作用を造反せず、相乗効果が期待できることが特筆すべきポイントである。再生療法を前提とした場合、レーザーはLLLT(Low reactive LevelLaser Therapy)作用を期待して活用する。再生療法×レーザー山下 素史 山下歯科医院/福岡県福岡市開業再生療法でのレーザー活用を考察する図4 半月弁フラップ手術への応用歯肉退縮を主訴に来院された。図3 オペレーザー ネオス炭酸ガスレーザーは、歯肉の蒸散・切開・止血に適している。オペレーザー ネオスは最大出力が25Wとなった。図1 LLLT一般的にLLL T作用で期待できることは上記の通りとされている。レーザー照射とは、どの程度の熱量を供給したかで計算される。また、熱量が多ければ効果が高いわけではなく、「最も細胞に働きかける最適な熱量がある」と報告されている。図2 レーザー照射とは?図9 LLLT作用炭酸ガスレーザーで表層を蒸散させる(3W・SPモード)。オペレーザー ネオスは、炭化層ができにくい。図7 歯肉弁の移動廓清した露出根面にエムドゲインRゲルを塗布し、歯肉弁を移動させる。図6 切開線角化歯肉部分にマージンをとって部分層弁による切開を行う。図11 3週間後すでに歯肉の状態は安定している。この手技は比較的簡単なうえ、患者さんの満足度も高い。図10 1週間後創傷部の治癒は早い。再度レーザーを照射する。オペレーザー ネオスの活用 図5 エムドゲインRゲルの塗布露出根面にエムドゲインRゲルを塗布する。Edema(浮腫)aphthous ulcers(アフタ)EndodonticsExtractionsHerpes Simplex VirusImplantsInflammationMucositisOrthodonticsPainParesthesias(知覚異常)Restorative treatmentPulpal protectionPeriodonticsBone regenerationSinusitis(副鼻腔炎)Somatosensory Tinnitus(耳鳴り)TMDWound HealingTuner et alStimulatingand positiveeffectsBiologic effectInhibitoryand negativeeffectsThe therapeuticwindow0.01 0.1  1  10 100Dose(J/cm2)Arndt-Schulz lawfor an open ulcer:Doses between0.01 and 10 J/cm2are stimulating thewound healing,but higher dosesare inhibitory.オペレーザー ネオスの照射オペレーザー ネオスを非接触にて照射する。※動画キャプチャ写真図816 D e n t a l P r o d u c t s N e w s 2 3 1