ブックタイトルDental Products News230

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Dental Products News230

ミリングマシン コエックス150 コエックス150の特徴 ジルコニアディスク Zivino Rジルコニアの特徴ワンピース インプラント上部構造体への期待ジビーノ電子顕微鏡写真ジビーノ トリプルマルチレイヤージビーノ＆コエックス150ジルコニア素材の特性上、2 0％以上の収縮は必ず起こるため、若干の変形が起こり、オッセオインテグレーションされたインプラント体と硬い素材のジルコニアとのミスフィットによる破損やチッピングが起こりやすく、いくつかのセクションに分けた上部構造体にならざるを得なかった。今回、ワンピースでのインプラント上部構造体が製作できるシステムがやっと完成されたため、症例を交えて紹介をしたい。ジビーノは、インプラント補綴用として開発されたジルコニアディスクである。①原材料には100％二酸化ジルコニウム　使用②冷間等方圧加圧法（ C I P ）処理によっ　て均一に製造されているミリングマシン コエックス150＆ジルコニアディスク ZivinoR （ジビーノ）の活用デジタルデンティストリー　インプラント補綴CAD/CAMの登場により、これまで使用できなかったジルコニア素材が活用できるようになり、歯科補綴の分野に大きな変革が起こった。ジルコニアとは二酸化ジルコニウム（ZrO2）を素材とし、歯科においては①金属と同等程度の強度があるため、ロング　スパンブリッジやブラキシズム傾向の患者　にも使用できる。②審美性が高い　③変色しにくい　④金属アレルギーの方にも使用できるなどの多くの特徴がありインレー・クラウン・ブリッジなど幅広く活用されている。しかしながら、インプラントの上部構造体に使用する際、いくつかの注意点がある。③高硬度　切端部9 5 0 M P a～歯頸部　1 , 3 0 0 M P a（ 7 0 0 M P a 以下になると　破損が起こる報告がある）④高透過性⑤トランスもマルチレイヤーのため、カラー　リングなどの処置がほとんど必要なく、　技工作業が簡便⑥顎堤が著しく吸収された症例で疑似歯　肉までを製作するには30mm厚のディ　スクを使用する。この30mm厚のディスクを加工できるミリングマシンはコエックス150である。この組み合わせにより、インプラント技工・補綴はさらなる進化を遂げると実感している。佐藤 洋司 さとうデンタルクリニック/秋田県仙北市開業山下 恒彦 歯科技工士/デンテックインターナショナル株式会社コエックス150は、30mm厚のジルコニアディスクが切削できる。図4ジビーノは、高圧で緻密にプレスした後、冷間等方圧加圧法（CIP）によって製造されているため、チッピングも少なく、ワンピースの補綴物が製作できる。図65軸での切削が可能なため、高い精度で削り出しができる。図5今回、インプラント補綴に特化したジルコニアディスクZivinoR（ジビーノ）が開発された。図1色調・強度・透過率ともマルチレイヤーの、トリプルマルチレイヤー。図3ジビーノは、金型プレス成型後、冷間等方圧加圧法によって製造、100％国内製の高品質ジルコニアパウダーを使用しているため、粒子が均一。図2950MPa55%トランス1,000MPa50%トランス1,300MPa45%トランスカスタムTi-ベース→→26 D e n t a l P r o d u c t s N e w s 2 3 0