ブックタイトルDental Products News230
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Dental Products News230
感染物質を除去するため超音波スケーラーを活用しながらルートプレーニングを行いますが、根面を滑沢にすることと、過剰なルートプレーニングを避けるために最終的にはハンドスケーラーを用いてピンスポット的に除石します。今回は歯周外科におけるハンドスケーラー選択のポイントと使い方について解説します。現在、歯周外科時に活用しているハンドスケーラーは、ノーデント社エックスデュラC R Hスケーラー# 2 0 4 S D、#J 1 S - N 5 、#N67のシックルタイプです。「エックスデュラ」シリーズは刃部の鋼材を特殊加工することで、切れ味が持続しシャープニングの必要性が少ないという特徴があります。この特性により、これまでのように歯周外科時に同番手を最低2本準備したり、時には歯周外科を行いながらシャープニングを行う必要がなくなりました。また、シャンク・刃部の大きさから、根分岐部や狭く深いポケット底までしっかりとアクセスができると実感しています。「刃部の切れ味」「感染物への確実なアクセス」「小さな切開」は歯周組織を傷つけず、術後疼痛や腫脹を軽減し、予後の成否につながっていきます。しかし、そのテクニックは難しいことも事実です。正しい診査・診断のもと、どのように歯周外科を行うかは、使う器具・材料にも大きくかかわってくるポイントです。シャンク部を歯根に添わせながら根分岐部の狭い箇所にもアクセス可能。図6 根分岐部ノーデントエックスデュラ シックルタイプは凹部にもしっかりアクセスできる。図5 根分岐部根分岐部凹部は、なかなかアクセスができない。図4 根分岐部#204SD、#J1S-N5のシャンク角度と刃部の大きさがしっかりとアクセスできるポイント。図12 根面のルートプレーニング#204SD、#J1S-N5は、シャンクが長いため根尖部近くまでアクセスでき、しかも小さなフラップでもルートプレーニングができる。図11 根面のルートプレーニング34 間にMIST(Minimally invasive surgical technique)を行う。図10 歯周外科2週間後口腔内写真。図16 口腔内写真歯周外科におけるハンドスケーラーの重要性D e n t a l P r o d u c t s N e w s 230 25