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概要

Dental Products News230

コンポジットレジンの充填時操作性をヒーティングによってコントロールする方法田代 浩史 田代歯科医院?静岡県浜松市開業カルセット コンポジット ヒーターを考察する接着歯学の目覚ましい発展により、日常臨床におけるコンポジットレジン修復の適応範囲は拡大した。約20年前に登場したフロアブルタイプCRは従来のコンポジットレジン修復に革新的な術式変化をもたらし、充填器を使用せずシリンジから窩洞内に直接注入して充填するスタイルを可能にした。このような充填術式の変革はコンポジットレジン修復の適応症を拡大し、高い流動性を生かし図13蓋を閉じた状態のカルセット CRコンピュールタイプトレー。図14ヒーティングしていない状態のコンピュールタイプCR。図15ヒーティングした状態のコンピュールタイプCR。流動性が大幅に向上している。図10小窩裂溝部への色調調整材の使用。図11術後。図12使用するコンポジットレジンをカルセット CRコンピュールタイプトレーでヒーティング。図7積層充填の第2層目(デントクラフト ファインフロー A3 )。図8積層充填の第3層目。ヒーティングしたコンピュールタイプCRを使用(Tetric N-Ceram A2) 。図9積層充填の完了。図4窩縁部エナメル質への選択的なリン酸エッチング処理。図5接着材の塗布後、光照射。光源から髄床底までの距離は約10mm。光照射時間の延長が重要。図6積層充填の第1層目(デントクラフト ファインフロー A3 )。図1カルセット ヒーターベースの上に、カルセット CRコンピュールタイプトレーを置き、コンポジットレジンを温める。図27 急性う蝕による歯髄炎が原因で抜髄処置。根管充填終了後、コンポジットレジン修復の予定。25歳、男性。図3根管充填材を除去し、髄床底の象牙質を露出させて接着面積を確保する。CASE1 大規模な臼歯部Ⅰ級窩洞への充填:根管治療終了後に歯冠部歯質の大部分が温存された症例。歯髄腔内象牙質への確実な接着操作とヒーティングにより充填時操作性が向上したペーストタイプCRを使用して歯冠部形態を再構築した。重合硬化後の強度や耐摩耗性に安心感のある材料を、ヒーティングにより大規模窩洞に効率よく確実に充填することが可能。ヒーターベース+CRコンピュールタイプトレー20 D e n t a l P r o d u c t s N e w s 2 3 0