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概要

Dental Products News229

今回、新しい5 倍速ハンドピースのSV200MLXSは従来のサイズ・質量ともに10%ほどコンパクトになっており、そのことで、操作性を向上し、手指への負担が軽減できると感じる。高いトルクがあることで、力を入れる操作、例えばメタルの除去などでも安定した回転速度を維持でき、均一で滑らかな形成が可能と考える。また、マイクロモーター40is-LUXと5倍速ハンドピースYW SV200MLXSの組み合わせにより振動が少なく、さまざまな日常臨床でその有用性を確認できた。また、マイクロスコープを用いて形成する場合、より精密な形成が可能となる。長時間の形成が必要な場合もあり、そのような状況下での5倍速ハンドピースの使用は、安定した切削ができるため非常に有効と考える。図17 口蓋側面口蓋側のマイクロスコープのミラーテクニックは口腔外にミラーを置くことで、注水がミラーに飛散せず確実な形成ができる。図18 形成後形成終了後の状態。形成時の回転数は15,0 0 0~2 0,0 0 0 r.p.m.。図14 初診時審美改善を目的に来院。11はオールセラミック。2 2はパーシャルベニアでの治療計画を立案。図15 ワックスアップ歯科技工士と相談し、ワックスアップを作製した。図16 形成時マイクロスコープと5 倍速ハンドピースを使用して形成することで、より安定した切削が可能となる。症例3:セラミッククラウンとパーシャルベニア (50代男性)上顎前歯部の審美障害の改善のため来院。パーシャルベニアとオールセラミックでの修復を希望。マイクロスコープ下で形成を行なった。図11 マイクロスコープ下で形成マイクロスコープ使用時、注水量を少なくした場合は回転数を15 , 0 0 0~2 0 , 0 0 0 r . p . m .まで下げ、仕上げは10,000r.p.m.位でフィニッシュラインをなぞるように形成する。図12 形成後最終形成が終わった状態。形成面は滑らかで安定している。図13 印象圧排糸(シュアーコード)を使用し、シリコン印象した状態。マージンは鮮明である。図8 初診時1破折にて来院。暫間的にプロビジョナルクラウンをセット。図9 ワックスアップ矯正治療をすすめたが、患者の同意が得られず現状のまま 1のみの回復を希望されたため、 1 のみワックスアップを行った。図10 プロビジョナルワックスアップ模型より、シリコンコアを用い、プロビジョナルクラウンを作製し装着。症例2:セラミッククラウン (40代女性)マイクロスコープを使用した形成では、より確実にフィニッシュラインを移行的に形成することが可能である。この時、5 倍速ハンドピースを使用しブレが生じないよう連続的に形成する。また、舌側はミラーテクニックを用いて形成を行う。図19 滅菌マイクロモーターハンドピースを滅菌。マイクロモーター4 0is -LUXも滅菌可能。滅菌風景D e n t a l P r o d u c t s N e w s 229 3