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概要

Dental Products News229

顎顔面外科を専門に学んできましたが、2011年開業時には炭酸ガスレーザーが必須機器と感じ、導入に至りました。メスではできないこと、例えばLLLT作用(人為的にレーザーのエネルギー密度を低くし細胞活性に期待する)がレーザーの特徴です。2017年には半導体レーザーオペレーザーフィリオがラインナップされ、歯周ポケット・根管内などさらに適応範囲が広がりました。今回、日常臨床への活用の一部をご紹介します。オペレーザーの日常臨床への応用津川 順一 つがわ歯科・矯正歯科 勝どきインプラントセンター/東京都中央区開業日常臨床におけるレーザーを考察する図6 照射前フットペダルで即OFFができるため、小児の不意な動きにも安全に対応できる。図7 照射小帯をモスキートペアンにて切除部直上を把持し、十分に緊張させ、2W CW CONモードにて切開する。図8 照射直後出血もなく縫合の必要性もない。図9 術後10日後戻りを減らすために、患者さんへ創部を進展させる運動を指導する。図3 照射前炭酸ガスレーザーの使用により、即座に接触痛が緩和されたことを示唆した文献1)がある。図4 照射1照射条件 3W 1/10 0 0 秒 REPモードにより全体的に白色になるまで照射する。図5 照射2その後、照射条件を3W 2/10 0 0 秒 REPモードに変更し、再照射する。症例1:口唇におけるアフタ症例2:小帯切除図10 フィリオ使用S R P 後、歯周ポケット内に半導体レーザーフィリオにて照射を行う。図11 ネオス使用炭酸ガスレーザーにて深い歯周ポケット箇所を表層から照射。図12 ネオス使用ネオスは炭化層ができず蒸散することができる。図13 術後7日歯肉の改善が認められる。症例3:歯肉炎図1オペレーザーラインナップFilioNEOS PRO Lite図2 炭酸ガスレーザーの生体反応1) R elie vin g p ain in min o r a p h t h o u s s t o m a titis b y a sin gle s e s sio n o f n o n - t h e r m al c a r b o n dio xid e la s e r ir r a dia tio n Lasers Med Sci (2009) 24:515?520レーザー光の種類 半導体レーザー 石英ファイバー5W 808nm 炭酸ガスレーザー 6関節マニピュレーター 25W 10600nm 炭酸ガスレーザー 6関節マニピュレーター 7W 10600nm 炭酸ガスレーザー 中空ファイバー 5W発振波長  10600nmレーザー導光方式最大出力HLLTLLLT細胞が不可逆的な変化を示す層を治療に応用。(軟組織切開・蒸散、血液凝固など)人為的にレーザーのエネルギー密度を低くし、細胞が活性化する層を細胞に応用(術後照射、GBR、再生療法など)フィリオネオスプロライト