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概要

Dental Products News229

図15出血部位にヘムコンデンタルドレッシングを敷き詰めた。ヘムコンデンタルドレッシングの上からガーゼと手指にて圧迫した。右側口蓋からFGGを採取した折、拍動性の出血を認めた。図16 図17図12頬側に減張切開をした後、緊密に縫合した。1次オペ後3ヶ月の状態。頬側に付着歯肉が欠落していることが確認できる。患者の血液から作成したPRFにて骨移植材を覆った。図13 図14図9垂直的な骨量不足により、適切な埋入深度ではインプラントのスレッドが露出している。インプラント植立と同時に骨補填材と自家骨を混合した骨移植材を充填した。インプラント植立前の状態。頬側に付着歯肉がない状態が確認できる。図10 図11図18止血した状態でシリコン膜付きのコラーゲンメンブレンにて患部を封鎖した。口蓋側から採取したFGGを移植し縫合した。図19 図20図21移植したFGGも安定していた。上部構造セット時の状態である。不動の付着歯肉が存在することにより今後の良好なメインテナンスが期待できる。圧迫して1分後に止血は完了した。移植後1週間後には、口蓋の施術部位は良好な治癒傾向であった。図22 図236 5 才/ 女性:右下第一大臼歯の咬合痛を主訴に来院。歯根の破折が認められ、抜歯してインプラント補綴を希望された。抜歯時にソケットプリザベーションし、3ヶ月後にインプラントの植立と同時にG B R を行った。2 次オペ時に頬側歯肉部に付着歯肉の不足を確認したために、遊離歯肉移植術を行った。遊離歯肉の採取時に、ドナーサイトである右側口蓋の施術部位から拍動性の出血を認めたために、ヘムコンデンタルドレッシングRを1分間圧接した。止血は容易に完了し術部をシリコン膜付きのコラーゲンにて充填、縫合した。術後、痛みもなく1 週間後の抜糸時には良好な治癒を確認できた。最終補綴物セット時の口腔内写真を図2 3 に示す。ブラッシング時に違和感もなく良好なメインテナンスが期待できる。症例2D e n t a l P r o d u c t s N e w s 229 21