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概要

Dental Products News229

この切断鉗子は、今まで4 0 年以上も大変世話になった道具で、面白いようにパッと簡単に除去できるところが特徴で、大きな力でなくクックッと軽い力を集中して2~3回加えるだけで簡単に支台が外れてくる。鉗子を持っている指にグズグズっという感触が伝わってきたらしめたもので、鉗子の先がテコとなり歯から浮き上がった証拠だ。鉗子を持つ時は、親指とそれ以外の4 本指で挟むように使うこともあるが、繊細な仕事、力の入れ具合が微妙な時、また偶発事故を起こさないように考える時などでは、持ち手の内側に指を入れ、力の制御をしている。また左手は、何かあった時すぐに支台をおさえたり、持ったりできるように、作業点近くに置いている。ガッターの除去方法にはいろいろあるが、差し支えのない部分では振動熱で除去する方法も、時間がかからず良い方法だ。先に細いチップを付け、ガッターに振動熱を与えて除去するのだが、これだけだとガッターが内壁にへばりついて良く取れない。そこで振動熱を加えている時は、強いエアーでチップの先端を冷やし、ガッターを吹き飛ばす。右手と左手で偶発事故に切断鉗子で簡単に除去できる 備えている・・重要なこと! ガッターの除去図14 ガッターが根管内にたくさんあるときは、エア    スケーラーを使って振動熱で取る。図13 支台除去後のコンピュレイ画像図17 根管バキュームで乾燥図10 外した後 の支台 の周りと根管内をエア 図11 #11の根管内。少量のガッターが見える。  スケーラーできれいにする。図16 根尖付近だけになったら、マイクロエキスカ    で取る。図15 エアスケーラーのサリー図18 ガッター除去後のコンピュレイ画像図12 #21の根管内。充分ガッターが残っている。D e n t a l P r o d u c t s N e w s 229 19