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概要

Dental Products News229

小嶋 壽 東京都中央区開業「#21支台築造を除去する」Dr.KOJIMA’S Voice Vol.5図5 力を入れようと挟んだ瞬間にグズッといって  支台が浮き上がった。図4 溝を掘った場所を唇舌的に鉗子の先で挟み、   左手を添える。図6 こんなに簡単に外れるところが傑作だ!図8 一つのアポイントの時間内で2 本の支台を  外した。図7 支台が途中で折れることもなく瞬時に外れる   ところが良い。図9 外した後の#11と#21図2 切断鉗子をこのように右手と左手で持図1 #21に入っている支台築造を除去して歯内療法 つ。 図3 左手は鉗子のヘッドを挟むように持つ。   を行う。#1 1の支台築造が外れたので、次に#2 1の支台築造を外しにかかる。#11のときと違い、この歯では唇舌的に支台築造のメタルの辺縁と歯質とが、ほとんど同じ高さになっているので、唇舌的に鉗子で圧迫したときの力が平衡で均等にかかる。そのため、歯質に対する圧迫や破折の危険性が大変低いと想像でき、除去操作しやすい。最初に、等速コントラの先にFGのヘッドを付け、隣接面形成用の先の細いバーを付けて準備する。唇舌的なメタルのマージン部を見定めて、マージン部を近遠心的にその形に沿って削っていく。できればまっすぐのラインで削った方が良いのだが、マージン部の形態によって多少のカーブに沿って削っても、患歯の力ぐあいは問題ない。頭の中ではどのような器具を使って、どう外そうか?ということを「目」で診査しながら考えている。#21はメタル辺縁が唇舌的に同じ高さだが、隣の#11は唇側のメタル辺縁が切端近くにあり、同じ高さではない。これから使う器具は、できるだけメタル辺縁が唇舌的、頬舌的に同じ高さでできていることで仕事がしやすいのである。#21の支台築造を外す 溝を掘る この鉗子は持ち方が重要※切断鉗子(シオダ)は販売を終了しております。 類似品には現在販売しているKAKOプライヤー(シオダ)がございます。