ブックタイトルDental Products News229

概要

Dental Products News229

図1 ジャスティ３．５の外観。従来機種のジャスティⅢと比較し、重量ならびに体積が３０％小さくなっている。見た目もスマートで好感が持てる。統合補正測定システムを搭載したジャスティ３.５の活用渥美 克幸 デンタルクリニックK／埼玉県川口市開業電気的根管長測定器ジャスティ3.5を考察するジャスティ3.5 図2前面パネル全体が電源スイッチになっている。電源投入の際に装置を倒さないようにするため、図の矢印部分を押した方がよい。前面パネル全体が電源スイッチ図9 根管の拡大・形成・洗浄根管の拡大、形成ならびに洗浄が終了した状態。頬側及び口蓋側根管は根尖の手前で合流していたため、超音波切削器具等を用いて両者をつなげ１根管にした。図10 作業長を測定ジャスティ３．５を用いて作業長を測定している状態。根尖は＃６０まで拡大した。図11 根管充填・支台築造の終了ＭＴＡを用いて根管充填、ならびにファイバー併用レジン支台築造まで終了した状態。根尖透過像の縮小傾向が認められる。図6 リペア湿潤状態でも接着できるスーパーボンドを用いてリペアを行った。根管内の処置に入る前に、このような環境作りをきちんとすることが大切だと考えている。図7 処置前のCBCT画像処置前に撮影した当該歯のＣＢＣＴ像。口蓋側に未処置と考えられる根管が認められる。図8 根管口の明示根管口を明示した状態。読影通り、口蓋側にも根管口が認められる。図3 初診時初診時４０歳女性。右上４番の保存希望で来院された。根尖相当部に大きな透過像が認められる。図4 隔壁製作後隔壁製作後。根管内から再度確認したところ、歯肉縁上歯質が失われている遠心部分に接着不良が認められた。図5 接着不良部分の除去接着不良部分をすべて除去したところ。この状態ではリーク（ 短絡）が起きてしまうため、ジャスティ３．５が正常に機能しない。症例1： 40歳女性／感染根管処置8 D e n t a l P r o d u c t s N e w s 229