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概要

Dental Products News228

歯周組織の反応を知るクラプロックスの科学土屋和子歯科衛生士/SMILE CARE代表/日本歯科医療人学会代表理事「ブラッシング指導ができる歯科衛生士」、「スケーリング・ルートプレーニングができる歯科衛生士」と、時代や社会環境によって、求められる歯科衛生士像は変化してきました。ではこれから歯科衛生士に求められることは何でしょう?予防の啓発により重度のう蝕や歯周疾患が減少し、超高齢社会である今、「生活背景や全身を診る知識」、情報を伝達するだけではなく、患者が自ら動くための「行動変容に導く技術」、ストレス社会の中で咬耗や破折を防ぎ、力のコントールを理解する「ひとを癒やす知識と技術」が求められると私は考えています。患者さんお一人おひとりを観察し、寄り添うことが大切です。今回は、クラプロックスを元にこれから求められる歯科衛生士の知識と技術についてご紹介します。1人は感覚によって情報が異なる2患者さんの「優位な感覚」にマッチさせて情報発信VAKモデル五感人の五感の背景にある神経理論構造視覚・・・Visual聴覚・・・Auditory嗅覚味覚・・・Kinesthetic触覚例えばこのバラの写真を見た時にどのように思われたでしょうか?「きれいな色をしたバラ」「どんな品種なのかしら?」「良い香りが漂ってきそう」、人はそれぞれ自身の優れている感覚によって、情報が異なるのです。「視覚(Visual)」「聴覚(Auditory)」「体感覚(Kinesthetic)」患者さんの「優位な感覚」にマッチさせて情報発信することで、コミュニケーションが向上します。3まずは観察4まずは患者さんの傾向を知る視覚(V)聴覚(A)体感覚(K)特徴きちんとした身なり外見に心を動かされる整理整頓モノを記憶するときに絵にして覚える周囲の音に気持ちを乱されにくい効果的であることが好き目を左右によく動かす言葉を大切にし、理論的雑音が気になる聞いて学習することが得意視覚感覚の人より、人に近づこうとする感触や触れ合いに反応しやすい感じながら話すのでテンポが遅い身体を動かすことで覚えやすいよく使われる言語未来は明るい話が見えない先の見通しが良い・・・見方があるリズムが合わない色がうるさい~のように聞こえる良い感触の話まろやかな感じおいしい話意味がつかめない場の雰囲気が重いV・・・歯がきれいであることを望むスタッフのユニフォームが気になるインテリアやユニットの形・色に関心質問が多いA・・・情報を重視する(口コミ・メディア)タービンなど機器の音が気になるK・・・ユニットの感触が気になる口腔内での器具の操作に敏感痛み・匂い・味に敏感このような言語や特徴が見られませんか?患者さんの優位な感覚をまずは観察しましょう。患者さんの質問や目線に注意を払いましょう。その患者さんはどの感覚が優れていますか?5 VAKに合わせたTBIを行うV・・・プラークを見せる(染色・塊)コップの水で清掃用具を洗浄術前・術後の比較写真を見せるA・・・情報提供・プラークの形成・影響(歯肉炎症、カリエス、口臭)・コントロール方法、効果6 VAKに合わせた特長をもつクラプロックスVisual(視覚)Auditory(聴覚)Kinesthetic(体感覚)・カラフル・デザイン・毛の特質・密毛の効果・スイス製ブランド・毛質の感覚・マッサージ効果K・・・舌感の養成清掃用具の使用感清潔感、清涼感VAKに合わせたTBIを行うことで、患者さんの理解が深まります。クラプロックスはまさにVAKそれぞれに合わせた特長を持ちます。