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概要

Dental Products News228

※IBI: Interdental Bleeding Index7 iTOP1回目(2016.10.25)8 IBIを記録する76.9%IBIInterdentalBreedingIndex歯間ブラシを通したときの出血IAPプローブ(Interdental Access Probe)で歯間サイズを測定。測定した色をシートに記入し、出血箇所は●で記録。測定した色と同じ色の歯間ブラシを使用する。歯間ブラシを通し、その後の出血の%を記録する(IBI)。初めに歯間ブラシを指導することで、出血から患者が視覚的に主訴や口腔内の問題の原因に気付く。そこから患者自身が、問題点を自分の言葉で話せるよう誘導する。9 iTOP2回目(2016.11.01)歯間ブラシサイズ使い分け10 iTOP3回目(2016.11.08)歯ブラシの導入12.0%PCR 15.7%BOP 0.6%PPD4mm以上0.6%歯肉の炎症の改善により歯間ブラシの適切なサイズが変わったことを理解してもらう。前回の指導内容がうまく実践できていることを確認し、サイズを2種類使い分けてもらうことに。11 Xテクニックの指導歯周検査スコアが改善。歯間ブラシで患者のモチベーションの向上が確認できたら歯ブラシ指導へ移行。歯間ブラシのほうが視覚的に動機付けしやすいことと、歯ブラシ操作の難易度が高いため通常2~3回目で歯ブラシ指導をすることが多い。12 iTOP4回目(2016.11.28)歯ブラシの操作Xテクニック少し歯間ブラシのサイズが小さいとき近遠心の歯面に沿わせるCS 5460CS smart歯間ブラシは太いサイズでも部分的に緩い部分ができてきたため、Xテクニックを指導。13 iTOP5回目(2016.12.13)再評価前回からクラプロックス歯ブラシCSsmartを導入したが、毛が柔らかく思うように磨けなかったとのこと。毛によりコシがあり、歯面への接触面が広いCS5460を再指導。14 iTOP5回目IBI 0%PCR 10.2%BOP 2.5%PPD4mm以上0.6%4回目から2週間後の再評価。歯周検査スコアが改善。IBIは1回目の76.0%から2回目には11.5%と1週間で大幅に減少した後、5回目には0%になった。15歯周検査結果推移16最終来院時(2017.9.19)セルフケアが確立されていない状態では、疾患の予防はできない。医療者が疾患発症のリスク部位を理解し、それに対するシンプルな指導を行うことで患者は習得しやすい。そのための方法としてクラプロックスは最適である。今後はこの患者のセルフケアを歯科医院での定期管理でメインテナンスしていく必要がある。患者が求めているのは健康な口腔でありそれを実現できるセルフケアの習得を望んでいる。私たちはそれを提供できる教育者でありたい。Dental Products News 228 3