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概要

Dental Products News227

同一メーカーだからできるトロフィー3DIプロαと、オシリス3Dとの連携。山中隆平先生山中デンタルクリニック東京都杉並区Trophy3DI PROαInterview歯冠・軟組織・顎骨まで、まさに口腔をまるごとパソコン上に再現できる。スキャナーとCTの融合。審美性、将来のリスクを踏まえて「どうしてその治療が良いのか?」を伝えるには、多くの資料や説明時間が必要でした。『トロ『トロフィー3DIプロα』は光学印象スキャナーというだけでなく、患者説明用ツールとして、診断用ツールとして、アイデア次第でいろいろ活用できると考えています。これまで、歯冠部・軟組織は口腔内カメラ、骨はレントゲンまたはCTでの診査・診断というのが一般的でしたが、『トロフィー3DIプロα』は、オシリス3DのCT画像と連携、マッチングでき、歯冠、軟組織、硬組織まで、まさに口腔内をまるごとパソコン上に再現することができるようになりました。リアルな画像だからこそ説得力がある。当院では、いくつかの治療方法とそのメリット、デメリットを提示したうえで、患者さんにどの治療を望むか相談を行い、最終的な治療法を決定していきます。しかし、術者が考える理想的な治療に理解・同意いただくことはなかなか困難で、「主訴のみ」「手術がない、または回数が少ない」「保険または治療金額が低いもの」が選択基準となり、本来の予知性、機能性、フィー3DIプロα』は、口腔内と顎骨の状況を『PDIP』というソフトを使用することでマッチングさせて説明できるため例えばインプラント治療を行う場合、「トップダウントリートメントで、歯冠がどのように装着されるのか?」→「そのためには、どの位置にどの角度でインプラント埋入されるのが良いのか?」→「理想的なインプラント埋入のためには骨が十分あるのかどうか?」→「骨造成や軟組織移植が必要であればどのくらい必要なのか?」、順を追ってリアルタイムに説明ができます。歯肉やう蝕の色、形態、細部までリアルに再現される『トロフィー3DIプロα』だからこそのメリットだと実感しています。シミュレーション機能で患者さんのモチベーションをアップさせる。歯冠の設計、治療後のシミュレーションを用いて説明を行うことで、患者さんはトロフィー3DIプロαはノートパソコンにUSB接続すれば使用できるため、省スペースで簡便。イメージがしやすく、前向きに治療に取り組んでいただけます。例えば無歯顎の方が、歯が入った様子を見れば、ご自身の若い頃を思い出し、美味しい食事がしたいと思われることでしょう。CAD/CAM冠だけではなく、模型やプロビジョナル、サージカルテンプレートの作製などさまざまな可能性があると思います。さらには今後CAD/CAM冠の保険適用の拡大など将来性にも期待をしています。骨造成の必要性が理解いただきやすくなった。無歯顎患者に対して、「噛めること」をイメージしやすく説明できるようになった。トロフィー3DIプロαでスキャニング、設計。歯科技工所で最終補綴物を想定したプロビジョナルレストレーション作製を行った。Dental Products News 227 5